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2019 Fiscal Year Research-status Report

Development of novel cancer prevention strategy by the enhancement of RB family proteins

Research Project

Project/Area Number 18K10028
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

曽和 義広  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70315935)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
KeywordsRB非依存 / cell-basedスクリーニング
Outline of Annual Research Achievements

研究課題「RBファミリー増強による新規がん予防法の開発」として、2018年度は、p107及びp130のmRNA発現をreal-time RT-PCR法により評価するcell-basedスクリーニング系を確立し、従来研究室で有する天然化合物ライブラリーを用いてスクリーニングを実施したがヒット化合物は見いだせなかった。
そこで、2019年度は、大規模な天然化合物ライブラリーに対してRBを欠失しているヒトがん細胞を用いたcell-basedスクリーニングを実施し、それら化合物のRB非依存的な増殖抑制能を評価した。
その結果、複数の天然化合物が、RB欠失ヒトがん細胞の増殖を抑制することを見出した。
これらの天然化合物は、RBファミリーの発現を増強する可能性を持つ化合物、あるいはそれとは異なる「RB非依存的」な作用機構を有する化合物と考えられる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

今年度の大規模な天然化合物ライブラリーに対するRB非依存的な増殖抑制能評価の実施により、期待していた生理活性を持つ可能性のある複数の天然化合物を見出すことができたことで、研究の進捗の遅れを取り戻した。

Strategy for Future Research Activity

2019年度の大規模な天然化合物ライブラリーに対するRB非依存的な増殖抑制能評価で得られた複数の天然化合物から、理想的なヒット化合物の選定と、その化合物の作用機構を明らかにする。
理想的なヒット化合物を効率的に得るために、合理的な候補化合物の絞り込みを既に実施中である。
また、上述のスクリーニング系において極めて興味深い生理活性を示す天然化合物を見出したので、これらについてもその化合物の作用機構を明らかにできればと考えている。

Causes of Carryover

2019年度は、大規模な天然化合物ライブラリーを用いたスクリーニングを実施したが、研究開始当初に実施していた高コストのmRNA測定ではなく、低コストの細胞増殖能評価のcell-basedスクリーニング系を採用したことで、それに伴う消耗品のランニングコストが軽減された。
しかしながら、2020年度は、ヒット化合物の作用機構解明にあたって多様なアプローチが必要と考えられる。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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