2021 Fiscal Year Research-status Report
食塩摂取および循環器疾患危険因子と介護予防に関する研究
Project/Area Number |
18K10109
|
Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
西連地 利己 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (70453404)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
春山 康夫 獨協医科大学, 医学部, 教授 (20406185)
小橋 元 獨協医科大学, 医学部, 教授 (60270782)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 健康寿命 / 食塩摂取 / 生活習慣 / コホート調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
食塩摂取量、血圧、要支援・要介護の関連を検討し、介護予防の観点からの減塩を含めた高血圧対策の必要性を明らかにすることが重要である。2018年度~2019年度には、町の保健事業を手伝いつつ、探索的に研究計画をブラッシュアップしながら、町との研究を本稼働する準備を進めていた。壬生町では、2019年度に住民健康診査(国民健康保険加入者を対象とした特定健康診査および後期高齢者を対象とした健康診査)の際に一部の受診者について、尿中ナトリウム濃度、尿中カリウム濃度、尿中クレアチニン濃度の検査および生活習慣アンケートを上乗せして実施した。町では、尿中ナトリウム濃度、尿中カリウム濃度、尿中クレアチニン濃度の検査結果およびアンケート結果、健康診査結果データ、住民基本台帳除票データ、要介護認定データ、医療レセプト(電子レセプト)データに関する事業データを担当課内に集約することを行ってきた。集約したデータについて、レコードリンケージを行うために、一方向ハッシュ関数を利用してID付け等を行いながらデータベースに登録するWindows10用ソフトウェアをC言語およびC#言語を用いて開発した。そのソフトウェアを使って、町の職員がデータベースに登録する取り組みを行ってきた。これらの事業データの研究利用および新たな尿中ナトリウム検査等の実施を予定してきたが、2020年度以降の新型コロナウイルス感染症の影響などにより、新たな尿中ナトリウム検査等の実施および事業データの研究利用についての調整が頓挫した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響などにより、新たな尿中ナトリウム検査等の実施および事業データの研究利用が頓挫した。
|
Strategy for Future Research Activity |
研究方法の見直しを行って、研究計画を修正する。先行研究[1]等を参考にシミュレーションモデリング研究の実施計画を検討する。また、新たな連携先(自治体や研究グループ等)も模索する。 [1] Zeng Y, Xu Z, Rao Y. Predicting the effectiveness of interventions on population-level sodium reduction: A simulation modeling study. Health Sci Rep. 2022 Mar 7;5(2) :e540.
|
Causes of Carryover |
新たな尿中ナトリウム検査等の実施および事業データの研究利用についての調整が頓挫したため繰り越しが生じた。2022年度の研究計画の見直しに使用する。シミュレーションモデリング手法や新たな連携先(自治体や研究グループ等)の模索に係る打ち合わせのための旅費および会議費、シミュレーションモデリングの手法やパラメータ探索のための資料(書籍等)の購入等に使用する。
|