2018 Fiscal Year Research-status Report
Finding the current nursing educational circumstance about nursing informatics and structuring the educational method based on a specialty of nursing
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18K10166
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
古川 亮子 順天堂大学, 保健看護学部, 先任准教授 (90300095)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠山 紗矢香 静岡大学, 情報学部, 助教 (80749664)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 看護情報学 / 医療情報学 / 看護師 / 看護教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的である看護情報学についての基礎教育の作成に必要な看護学教育における看護情報学に関する実態把握として、平成30年度は正看護師国家試験受験資格のある全国の看護教育機関および看護教員にアンケート調査を実施した。看護教育機関のデータは郵送法、看護教員のデータはインターネットにて回収した。本研究は、所属大学の倫理委員会の承認を受けた後に実施された。どちらのアンケートもデータ回収期間は平成30年8月~10月であった。看護教育機関への主な設問は、属性(教育機関、入学定員、看護師免許を持っている専任の看護教員数など)、情報学・医療情報学・看護情報学に関するカリキュラム(教科としてあるか、担当教員数、講義内容)や医療・看護情報学に関する教育のついての学校の方針などである。看護教員への主な設問は、属性(勤務している教区機関、最終学歴、年齢、性別、持っている看護系など)、ICTへの興味やICTの利用状況(ICTをどの程度利用できるか、ICTを利用する場面、ICTを利用する内容)、情報学・医療情報学・看護情報学についての認知度や学習意欲(学びたい希望がある場合には学びたい内容、希望数学習方法、講義回数)などである。 看護教育機関からのデータ回収率は30.3%、有効回答率は30.1%だった。また、看護教員からのインターネットアンケートへのアクセスは966人、そのうちアンケートへの回答に同意した人は963人だった。アンケートの回答に同意した人で有効回答とみなされたのは877人(91.1%)であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成30年度の計画通りに進んでおり、2種類のアンケートデータの入力をおえ、データ分析に取り掛かることができている。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度は前年度に実施した2種類のアンケートの分析・結果をまとめ発表を行う。 また、全国の医療機関に勤務する看護職者にアンケート調査を行い、その結果を次年度の看護情報学についての基礎教育の作成に役立てる予定である。
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Causes of Carryover |
平成30年度は当初予定していたよりもアンケート調査に費用が掛かったため、今後3年間の経費を前倒しして使用した。そのため、次年度使用額は次年度のアンケート調査に使用する。
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