2019 Fiscal Year Research-status Report
Finding the current nursing educational circumstance about nursing informatics and structuring the educational method based on a specialty of nursing
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18K10166
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
古川 亮子 順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (90300095)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠山 紗矢香 静岡大学, 情報学部, 助教 (80749664)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 看護情報学 / 医療情報学 / 看護師 / ICT |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的である情報学についての基礎教育の作成に必要なデータとして、臨床現場で働く看護師へICTの利用状況と看護情報学に関するウェブアンケート調査を2019年9月17日~12月15日まで実施した。本研究は、所属大学の倫理委員会の承認を受けた後に実施された。有意抽出法にて一般社団法人日本病院会の会員でありホームページに記載されている全国の病院に本研究への協力依頼を行い、133施設から協力を得た。勤務する看護師にウェブアンケートの依頼書を配布してもらい、3552名がアンケートのアクセスした。看護教員への主な設問は、属性(年齢、性別、臨床経験、最終学歴、持っている看護系資格、職位、勤務している医療機関、勤務している診療科など)、ICTへの興味やICTの利用状況(ICTをどの程度利用できるか、ICTを利用する場面、ICTを利用する内容)、情報学・医療情報学・看護情報学についての認知度や学習意欲(学びたい希望がある場合には学びたい内容、希望数学習方法、講義回数)などである。 また、昨年度実施した看護教員のICTの利用状況と看護情報学に関するアンケートで得られたデータを分析し、その結果を論文として投稿した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2019年度の計画通り、看護師へのアンケートを実施し、看護教員へのアンケートの分析・執筆・投稿を行うことができた。ただし、看護教育機関のアンケートの分析はできておらず、来年度に分析~投稿まで行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は看護教育機関のアンケートと看護師のアンケートを分析し、執筆・発表していく予定である。 また、看護師への看護情報学講義内容についても具体的にまとめていく。
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Causes of Carryover |
本年度は看護師へのウェブアンケートにかなりの予算がかかったが、アンケートをウェブ上で行ったことで人件費が削減できた。また、昨年度のアンケートのまとめを執筆したが学会で発表することがなかったため、出張費などの支出がなかった。 2020年度は学会での発表予定があり(2020年6月)、2種類のアンケートの分析・発表を行う予定や看護教育内容の精査のため、予定通りの費用が必要となる。
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Research Products
(1 results)