2022 Fiscal Year Research-status Report
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18K10169
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
澁谷 恵子 札幌医科大学, 保健医療学部, 研究生 (50438074)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 浩子 純真学園大学, 看護学科, 准教授 (30583934)
堀口 雅美 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (10217185)
梅田 勝 東京工科大学, 医療保健学部, 教授 (20725684)
横井 美由貴 東京工科大学, 医療保健学部, 助教 (50810610) [Withdrawn]
飯塚 敏子 東京工科大学, 医療保健学部, 助教 (20827844) [Withdrawn]
小坂 志保 東邦大学, 看護学部, 准教授 (60634665) [Withdrawn]
川村 晴美 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (60769868) [Withdrawn]
安部 美恵子 和洋女子大学, 看護学部, 講師 (60791738) [Withdrawn]
小林 里佳 東京工科大学, 医療保健学部, 助教 (90736563) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 男子看護学生 / 看護技術 / 技術教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は新型コロナウイルス感染症状況の好転により、インタビュー調査を実施した。 目的:男子学生の学びの様相に応じた看護技術プログラム開発のために看護技術習得の困難さとその男女差について把握した。 期間:2022年3月~6月。対象:教員および臨床指導者計7名(大学教員5名(男性2名、女性3名),大学実習指導教員1名(女性・元看護専門学校専任教員)、小児専門病院臨床指導者1名(女性・元看護大学教員)。方法:半構成的インタビューで、インタビュー場所は、大学教員5名は所属の会議室、その他2名は各自の希望する個室で遠隔で行った。時間は1名につき45分程度であった。倫理的配慮:研究協力及び辞退は任意で、参加後に拒否や不服申し立てをしても不利益は生じないこと、データ保管・管理を含む個人情報の保護について文書と口頭で説明し同意を得た。 結果:1)研究協力者1名のみ(大学教員1名)が男女差はなく、個人の学力差であると回答した。2)他6名は、男子学生と女子学生の技術学習の準備性や取り組みや実践に性差があると感じていた。男子学生は①事前学習等準備性や他者の気持ちを推測する能力が低い②不本意入学者が多く看護に対する関心・意欲が乏しい③生活援助技術習得に時間を要する④自己評価が高く、自尊感情が満たされると変化が早いと感じていた。 結論:技術学習の準備性や取り組み、看護実践についての感じ方に性差があることが示唆された。看護教育現場においては、男子学生入学者数が増加しているが、その特徴に注目した研究はまだ少なく、研究が必要であることも示唆されたと考える。調査結果は、The 26th East Asian Forum of Nursing Scholarsにおいて発表したが、さらに、詳細に分析を継続する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者の所属変更に伴い、研究組織体制の大幅な変更を行った。組織体制の変更があったことから、研究計画の共通理解を図るための打ち合わせを行った。このことにより当初の計画よりは遅延している。 2022年 3 月から 6 月にかけて実施したインタビュー調査をThe 26th East Asian Forum of Nursing Scholarsにおいてポスター発表をしたが、この内容をさらに詳細に分析し発表する予定である。 更にその結果を踏まえて、アイトラッカーを使用した視点観測調査を実施しデータ収集実施計画を立案し、実施する予定である。そのために、研究代表者の所属が変更となったことにより、新たに現所属での倫理申請に向けて準備を進める。
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Strategy for Future Research Activity |
2022 年 3 月から 6 月にかけて実施したインタビュー調査をThe 26th East Asian Forum of Nursing Scholarsにおいてポスター発表をしたが、この内容をさらに詳細に分析する。 その結果を踏まえて、アイトラッカーを使用した視点観測調査を実施しデータ収集を計画する予定である。研究代表者の所属が変更となったことにより、新たに現所属での倫理申請に向けて準備を進める。
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Causes of Carryover |
研究代表者の所属変更に伴った研究組織体制の大幅な変更により、研究計画の変更や研究を推進するための諸手続きの理解に時間を要した点が研究の進捗に影響を与えたことは否定できない。しかし、新しい所属機関の職員や研究メンバーから支援により適応できたと考えるので、研究に影響はないと考える。次年度に予定している研究計画の実施に使用する予定である。
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Research Products
(1 results)