2018 Fiscal Year Research-status Report
急性期看護学におけるTBLのためのシミュレーション教育用電子カルテシステムの開発
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18K10175
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Research Institution | Shijonawate Gakuen University |
Principal Investigator |
大田 博 四條畷学園大学, 看護学部, 講師 (10739775)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲垣 美紀 摂南大学, 看護学部, 准教授 (60326288)
藤原 尚子 千里金蘭大学, 看護学部, 教授 (90469544)
岩瀬 和恵 川崎市立看護短期大学, その他部局等, 助教 (80747262)
東 ますみ 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (50310743)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 急性期看護学 / 電子カルテ / シミュレーション教育 / TBL |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、1)教育用EMR演習時における情報収集プロセスの特徴の検討、 2)教育用EMR演習が学習行動(TBL)に与える影響の検討, 3)学生の情報収集能力を促進させるシミュレーション教育モデルの有効性の検討を中心とする。2018年度は、具体的な研究計画の立案のための情報収集と倫理審査の準備を行なった。 具体的な実績としては、2018年度は、1)教育用EMR演習時における情報収集プロセスの特徴の検討について、研究初年度から3年目に教育用EMRの展開に向けて、従来の3事例からさらに搭載事例を拡大することを計画し、準備を整えた。また、教育用EMRを用い、学生の情報収集プロセスの定量的なデータとして生理的データ(視線計測)・画面閲覧傾向(シーケンスパターン)、定性的なデータとして演習の有効性認知の側面から検討し、学生の情報収集プロセスの特徴を明らかにするための研究計画の立案を行なった。臨床看護師の情報収集プロセスの特徴に関するデータ収集や、看護学教員が情報収集 に関する教育実践の実状に関するデータ収集を行い、看護学生・臨床看護師・看護学教員の視点 から、学生の情報収集プロセスの特徴を検討する準備も整った。2)教育用EMR演習が学習行動(TBL)に与える影響の検討については、関連する先の課題(15K11534)を研究成果として、反転授業によるTBLを受けた学生の学習経験を分析し、効果的な教授方法について検討し、結果は公表(Nursing students undergo TBL through flipped classrooms. 四條畷学園大学看護ジャーナル,2.2018)した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2018年度は、研究計画に基づき進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究では、1)教育用EMR演習時における情報収集プロセスの特徴の検討については、研究開始3年目にを目処に、2)教育用EMR演習が学習行動(TBL)に与える影響の検討については、研究開始2年目から3年目を目処に、計画を立案している。2018年度の準備をもとに、引き続き共同研究者らと密に連携し計画を実行する。研究計画の実行にあたっては、一部、研究協力者のリクルートが難しい局面が想定されるが、関係機関との調整を図り対応する。
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Causes of Carryover |
当初、教育用電子カルテの展開用のPC購入を年度内に購入することを計画していたが、2018年度は管理用のPCのみを購入し、2019年度に購入することにした。
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