2022 Fiscal Year Research-status Report
看護研究の倫理に関する研究倫理的側面からの分析調査と教育プログラムの作成
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18K10181
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Research Institution | Kansai University of Nursing and Health |
Principal Investigator |
土井 香 関西看護医療大学, 看護学部, 准教授 (50505097)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松井 健志 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究支援センター, 部長 (60431764)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 看護学研究 / 研究倫理 |
Outline of Annual Research Achievements |
看護研究を実施する組織や研究者の看護研究の倫理に関する知識や問題の現状を知るための調査を計画実施している。今年度は、看護学研究について、看護職者以外の学問領域の専門家から見た、看護学研究を審査する上で抱くイメージと視点を調査し、看護学研究の特徴を概観することを目的とし調査を計画、実施中である。この調査により、これまでの研究で明らかになっている看護学研究者の持つ困難さやジレンマとの関連を探り、看護学研究が備えるべき倫理的な視点について検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
感染症に関連して研究者の研究業務調査対象と考える施設への依頼が困難だったこともあり、外部への調査が思うように進んでいない。現在は既存情報を用いた調査等は進めることができており、外部機関への調査も進行中である。実施済の調査等の論文化も進めているが、進捗状況としては遅れていると判断している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究の成果としては教育プログラムの開発を挙げているが、具体的な教育プログラム案やその試行は、現状の看護学研究における研究倫理教育についてもさらに調査が必要と考える。このため、本研究では、具体的な教育プログラムではなく、盛り込むべき要素や視点について、調査結果等を詳細に検討し、明確にする。
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Causes of Carryover |
現在の調査はWebでの調査としたために調査に係る支出がなかった。さらに感染症流行に伴い、学会や研究打ち合わせ等も対面ではなくonline上で行っている。このため、出張旅費や会議開催に伴う支出もなかった。次年度は他機関への調査等で現地での情報収集やMeeting等を進めたい。
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