2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a monitoring index of mental function from the viewpoint of restoration of information processing ability.
Project/Area Number |
18K10201
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
小野 博史 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (70707687)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹原 歩 兵庫県立大学, 看護学部, 臨床講師 (30733498)
濱上 亜希子 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (70780485)
河野 孝典 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (70876820)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 術後せん妄 / 回復プロセス |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までの調査を通して得られたデータを分析し、術後精神機能の6段階の回復プロセスをアセスメントするためのフローチャートを開発した。開発したフローチャートは、「質問1:何もしていないときは、目を開けていますか」という術後患者の視覚機能の行使状況に関する問いに対する観察情報によって得られる選択肢、「質問2:呼びかけると、どのように反応しますか」という外からの呼びかけに対する術後患者のレスポンスに関する問いに対する観察情報によって得られる選択肢、「質問3:会話の終了後、どのように過ごしていますか」というレスポンス後の術後患者の行動に関する問いに対する観察情報によって得られる選択肢、「質問4:開眼中は、どのように過ごしていますか」という外からの働きかけがない状態での術後患者のふるまいに対する観察情報によって得られる選択肢の組み合わせによって、情報処理能力の程度をアセスメントし、術後患者の精神機能の段階を特定することができるツールである。 今後の課題として、開発したアセスメントツールの信頼性や妥当性の検証を行っていくとともに、臨床でのツールの活用しながら、「精神機能に過負荷を与えない」「精神機能の状態に応じた処理しやすい情報を提供する」といった術後精神機能の段階を効果的に回復させていくようなケアの効果を検証していく必要がある。
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