2022 Fiscal Year Annual Research Report
Research for development of a workplace adaptation education program for new graduate nurses by using role models
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18K10202
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
水田 真由美 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (00300377)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 由希子 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 准教授 (20342272)
岩根 直美 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 准教授 (90554527)
米島 望 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 助教 (80791011)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ロールモデル / 新卒看護師 |
Outline of Annual Research Achievements |
新卒看護師が職場に適応するためのロールモデルの活用ができる教育プログラムを開発するために、ロールモデルに関する調査を実施した。就職1~3年目の看護師215名を対象にロールモデルの有無・数・対象と自己調整学習の方法を調査した。結果、回収率は67.0%(144/215名)であった。データ欠損のある10名を除外した有効回答率は62.3%(134/215名)であった。内訳は、1年目58名、2年目45名、3年目31名であった。 ロールモデルが「なし」と回答した者は全体で20.1%であった。1年目は、93.1%にロールモデルがあり、「なし」は6.9%、「3人以上」と回答した者は63.8%であった。2年目は、75.6%にロールモデルがあり、「なし」は24.4%、3年目は、61.3%にロールモデルがあり、ロールモデル「なし」が38.7%であった。新人看護師1年目は、2・3年目よりロールモデルを活用していることが明らかとなった。 ロールモデル数と自己調整学習の相関をみると1年目は「ロールモデル数」と「理由の分析」(rs=.31,p<.05)および「報酬の用意」(rs=.30,p<.015))とが有意な正の相関を示し、上手くできなかったときの理由の分析や動機づけにロールモデルが活かせることが示唆された。また、ロールモデルから学ぶ行動としては、【患者および家族との関わり方】や【アセスメントの仕方とアセスメントに基づく看護実践】、【患者を第一に考えニーズに応える姿勢】、【看護師や他職種との上手な関わり方】が多かった。 これらの結果を新人看護師の職場適応に向けてロールモデルの活用方法として教育支援内容に活かすことができる。
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Research Products
(1 results)