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2019 Fiscal Year Research-status Report

Relationship between empathy and resonance in nursing students' communication

Research Project

Project/Area Number 18K10231
Research InstitutionUniversity of Fukui

Principal Investigator

上野 栄一  福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (60262507)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西村 高宏  福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (00423161)
高倉 恭子  富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (50324083)
山本 恭子  園田学園女子大学, 人間健康学部, 教授 (90254474)
藤本 ひとみ  福井医療大学, 保健医療学部, 講師 (90446154)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywords共感性 / 共鳴 / コミュニケーション / 自律神経
Outline of Annual Research Achievements

本研究「看護学生のコミュニケーションにおける共感性と共鳴性との関係」では、話し手と聞き手との間で起こっている相互作用について共鳴性の関係性について、POMS(気分プロフィール検査)、コミュニケーション能力、共感性(以上質問紙調査による主観的評価)及び会話分析、自律神経系、脳波測定によりその特徴を明らかにすることを評価項目としてしている。
本年度は、質問紙による感情テスト(POMS)、コミュニケーション能力と共感性の関係について解析をした。その結果、POMSについては、会話の開始時と終了時の差を解析したところ、「緊張ー不安」「抑うつー落込み」「怒りー敵意」「疲労」「混乱」は有意に下がり「活気」は有意に上昇した。看護学生のコミュニケーション能力と多次元共感性尺度(MES)との関係についてみると、相関係数では、1)「積極的傾聴」「アサーション」「音響学的配慮」「係わり」「人間尊重」「観察」「感情コントロール」「フォーカシング」「言語化」の得点について、「他者指向的反応」「視点取得」との間には有意な正の相関があった。2) 「アサーション」「音響学的配慮」と「被影響性」には負の相関があった。3) 「積極的傾聴」「アサーション」「係わり」「感情コントロール」との間には負の相関があった。さらに、看護学生のコミュニケーション能力の構成概念に影響する要因として、重回帰分析をしたところ、共感性(多次元共感性尺度)の構成概念の「他者指向的反応」、「視点取得」、「想像性」「被影響性」「自己指向的反応」などが影響要因となっていた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究「看護学生のコミュニケーションにおける共感性と共鳴性との関係」では、話し手と聞き手との間で起こっている相互作用について共鳴性の関係性について、POMS(気分プロフィール検査)、コミュニケーション能力、共感性(以上質問紙調査による主観的評価)及び会話分析、自律神経系、脳波測定によりその特徴を明らかにすることを評価項目としてしている。本年度、研究対象は、分析に必要な128名の対象者を得ることができ研究を実施することができた。
本年度は、POMS(気分プロフィール検査)、コミュニケーション能力、多次元共感性尺度を用いた質問票による解析を終えることができた。現在、自律神経系及び脳波による解析を進めているところであり、おおむね順調に研究は進んでいる。

Strategy for Future Research Activity

本年度は、調査紙による解析を主におこなってきた。本研究は、看護学生のコミュニケーションにおける共感性と共鳴性との関係を明らかにすることであり、
今後は、自律神経(HR,LF,HF,LF/HF)、脳波(αⅠ、α2、α3、θ、β)との関係について解析をする。また二人の間で起きている共鳴性について、解析検証をする。
さらに主観的評価で得た共感性と自律神経系、脳波との関係について解析をして共感性と共鳴性との関係について解析する。さらに二人の会話分析をテキストマイニングで分析し、会話内容の特徴と共感性、共鳴性との関係について明らかにする。

Causes of Carryover

対象施設からの研究承諾が得られなった施設があり、出張費としての支出がなかったこと、および新型コロナウイルスの関係で学会が中止となり参加できなかったことによるものである。今後の使用計画は、成果発表(学会)をする予定である。

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Published: 2021-01-27   Modified: 2021-03-11  

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