2018 Fiscal Year Research-status Report
現場責任者用の病院経営マネジメントツールの開発と検証
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18K10234
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
森木 妙子 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 教授 (60380317)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下田 真梨子 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 助教 (10759400)
菅沼 成文 高知大学, 教育研究部医療学系連携医学部門, 教授 (50313747)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | マネジメントツール / 病院経営 / 看護管理者 |
Outline of Annual Research Achievements |
病院経営マネジメントツールの試案作成とツールを用いた教育を高知県と愛媛県の現場責任者を対象に実施した。対象は高知県の管理職6名および愛媛県看護協会の協力を得て、愛媛県の管理職53名である。 実際に研修で、自部署の経営課題を挙げ、自部署の条件に適応していくツールの作成に取り組んだ。部署のツールとして使うための、経営実態のチェック項目の内容としてピックアップした。そこで、自作のツールを用いて2~3か月間、自部署で看護管理の演習を行った。試行後の研修で、実用可能性や内容についての検討までを1年目で実施した。 また「病棟運営の成果に影響を及ぼす看護管理の工夫」について学会発表を行い、「看護師長の経営意識と病院の経営実態の関連」について研究論文を投稿した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1年目の計画である病院経営チェックポイントの作成をおこなったことと、ツールを用いた教育も講義演習ともにできた。実際に研修で、自部署の経営課題を挙げ、自部署の条件に適応していくツールの作成に取り組んだ。部署のツールとして使うための、自作のツールを用いて2~3か月間、自部署で試行した。試行後の研修で、実用可能性や内容について、部署によっての特性があり、共通のツールの作成には、さらに検討を要する。
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Strategy for Future Research Activity |
2年目の計画として、部署でツールを用いた妥当性の検証を行うため、対象病院を選定し、看護部責任者に職場でのツールの試行を依頼をする。試行開始後3か月後、6か月後、1年後の3回コンサルテーションを行う。現場責任者と検討会議を持つ。
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Causes of Carryover |
30年度に購入予定であった統計ソフトを31年度に繰り越した。
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