2019 Fiscal Year Research-status Report
現場責任者用の病院経営マネジメントツールの開発と検証
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18K10234
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
森木 妙子 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 教授 (60380317)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下田 真梨子 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 助教 (10759400) [Withdrawn]
菅沼 成文 高知大学, 教育研究部医療学系連携医学部門, 教授 (50313747)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | マネジメントツール / 病院経営 / 看護管理者 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究2年目は、高知県内の2つの急性期病院(300床以上の看護部組織が独立している病院)で、病院経営マネジメントツールを各部署の看護師長と副看護師長を中心に職場で試行した。試行期間は3か月~6カ月である。 マネジメントツールの内容では、共通するチェック項目と、部署の特徴を表すチェック項目があり、同じ病院でも部署によって違いがみられた。しかし各部署の現場責任者がマネジメントツールの情報を分析評価することで、データを根拠にして、取り組むべき課題が可視化され、部分的に看護管理の改善の行動化につながった。 試行期間の間で、コンサルテーションを2~3回行った。また現場責任者と3カ月後に検討会議を行い、進捗状況の把握を行った。6か月後の検討会議は、1施設のみ実施できた。2施設目はコロナの影響で中止となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現場における6か月間の試行と検討会議で、実用可能性を確認でき、さらに現場の看護管理者と意見交換をすることができた。 それぞれの試行ツールの使い方の良い点をまとめ、共通のツール作成に向けての貴重なデータを集めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
3年目の計画として、試行1年後の評価を行う。さらに1施設新規の病院で、ツールを用いた妥当性の検証を追加し、チェック項目や実用可能性を確認したうえで、完成版を作成する。 評価として、試行1年後を目安に、アンケート調査を行う。アンケートの集計と分析を実施し、学会発表と論文化の準備をする。
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Causes of Carryover |
3年目に、アンケート調査があるので、その集計や分析に使用したいこと、さらに1施設新規のデータ収集を行うため、人件費や謝金が増えるため
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