2021 Fiscal Year Research-status Report
安全・快適、コストパフォーマンスを実現する清潔ケアキットの開発と推進戦略の構築
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18K10242
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Research Institution | Kagawa Prefectural College of Health Sciences |
Principal Investigator |
松村 千鶴 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (50331864)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深井 喜代子 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (70104809)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 清潔ケア / 化繊タオル / 生地表面 / 心地よさ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、安全で快適、医療経済も考慮して開発した清潔ケア技術を、看護実践の場に普及させることである。医療現場において,重傷者や長期臥床者の清潔ケアで汎用されている綿タオルについて,感染の問題,おしぼりタオルおしぼり数本で簡単に済まされている現状があり,清潔ケアを受ける対象者の汚れが除去されていないことや,温かい心地よさが感じられていない問題があり,それに代わる素材として使い捨て化繊タオルに着目して研究を進めている。しかし,その化繊タオルは,生地表面の滑らかさから拭かれた心地よさが感じられていないことがわかっており,どの程度の凹凸をつけてると心地よさが感じられるのかが明らかになっていない。 そこで,凹凸のある素材の生地表面を実験的に比較検討し,令和2年度看護科学学会WEb上で,その発表を行った。その後,臨床現場の入院患者を対象に清浄度,皮膚温,心地よさを主観的・客観的に測定することを考えている。しかしながら,コロナ感染の収束に目途が立たず研究の遂行ができない状況で留まっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和2年度まで,基礎的研究で健康者を対象に実験室でデータ収集を行ってきた。その後,令和3年度も臨床現場において入院患者を対象にデータ収集を行うことを考えていたが,コロナ感染拡大で臨床現場におけるデータ収集は全くできなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究に関してまとめた英語論文について,投稿予定である。さらに,令和4年度,臨床において入院患者を対象にデータ収集を予定しているが,コロナ感染の収束の目途が立たないこともあり臨床現場でなく実験室で行う方法を検討する必要がある。
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Causes of Carryover |
令和3年度はコロナ感染の収束の目途が立たず臨床現場でのデータ収集が叶わなかった。令和4年度についても,コロナ感染の収束が期待できないことを予測し,被験者を健康者に変えてデータ収集をする計画を検討する。
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