2020 Fiscal Year Research-status Report
教養教育と専門教育を架橋する「看護人文学」の構築に向けた基礎的研究
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18K10251
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Research Institution | Kameda University of Health Sciences |
Principal Investigator |
足立 智孝 亀田医療大学, 看護学部, 教授 (70458636)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
足立 朋子 亀田医療大学, 総合研究所, 客員研究員 (00789224)
角田 ますみ 杏林大学, 保健学部, 准教授 (40381412)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 看護基礎教育 / 教養教育 / 医療人文学 / 看護人文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
看護系大学の教養教育と看護学を架橋するための看護人文学の構築に向けた基礎的資料を提示することが本研究の最大の目的である。 当初、2020年度は、本研究の最終年度の予定であり、本研究をまとめる年度として設定されていた。しかし前年度までの研究遂行の大幅な遅れもあり、昨年度の実施報告で、今後の研究の推進方策として、基礎的資料を提示することを第一優先課題として、先行研究による看護系大学の人文学教育に関する研究をまとめることにした。 2020年度には、本研究の一部である先行研究の分析ならびに研究者自身の実践を踏まえた研究成果をアメリカで開催予定の学会(American Society of Bioethics and Humanities)ならびに日本における国際学会(International Health Humanities Conference)で発表する計画をしていた。新型コロナ感染症の感染拡大のため、アメリカでの学会大会はキャンセルとなったが、日本での国際学会は、オンラインによる開催であり、研究公表することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究責任者の本務の比重が高くなっており研究活動の多くの時間を費やせないことに加え、新型コロナ感染症の拡大により、研究活動が大幅に制限されたため。
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Strategy for Future Research Activity |
看護系大学の教養教育と看護専門教育を架橋するために看護人文学の構築に向けた基礎資料を提示することが本研究の最大の目的である。そのため研究責任者および研究分担者の限定された研究時間を有効活用し、研究成果を出すために、まずは先行研究による看護系大学の人文学教育の実態に関する研究をまとめることを優先課題として研究を進めていく。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染症の感染拡大のため、研究発表やインタビュー調査等の研究活動に関連する旅費や謝金の支出がなかったため。次年度も引き続き新型コロナウィルス感染症による研究活動の制限が考えられるため、研究計画を変更し、他の科目に予算を変更する予定である。
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Research Products
(8 results)