2019 Fiscal Year Research-status Report
精神科病棟の看護におけるEBPの実践適用ツールおよびモデルの開発
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18K10256
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Research Institution | Chiba Prefectural University of Health Sciences |
Principal Investigator |
小宮 浩美 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (10315856)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小宮 全 東京交通短期大学, 運輸科, 准教授 (70572220)
加藤 隆子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (00794736)
堀川 英起 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助教 (90724138)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 精神科看護 / 実践適用 / EBP / ICT / ツール / 知識移転 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)目的 精神科病棟の看護におけるEBP(Evidence Based Practice)の実践適用ツールを作成し、EBPの促進要因・阻害要因とそれらを乗り越えるための方法を明らかにし、EBPの実践適用モデルを開発する。 (2)平成31(令和元年)年度の計画(精神科病棟で利用可能なエビデンスの統合) 国内外の研究論文から精神科病棟の看護に利用可能なエビデンスの統合を行う。システマティックレビューおよび質的メタ分析の手法を用い、精神科病棟の看護で利用可能なエビデンスを統合し、精神科認定看護師に実用可能性について意見をもらい洗練する。また、それらを解析する解析サーバを構築する。 (3)結果 エビデンスの統合については、「精神科看護」「身体拘束」「不眠」「多飲水」をキーワードとした文献を検討した。精神科看護の身体拘束についての原著は383件、精神科看護と不眠についての原著論文は919件、精神科看護の多飲水についての原著論文は179件と、数多くの論文は発表されていた。しかしながら、研究方法の詳細が不明であることや結果が明確ではないなど、精神科看護のエビデンスとして採用可能な論文は精選する必要があった。海外で発表されている精神科看護の論文を検索するため、キーワードを再検討している。また、ICT(Information and Communication Technology)を用いたEBPの実践適用ツールの開発について新たに追加した研究分担者と検討し、解析サーバー(https://kango-kanri.com)の構築に着手した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
EBPの実践適用ツールのコンテンツとするテーマが複数あり、文献データが膨大であったため、文献検索と文献収集に時間がかかった。Androidアプリケーション開発とウェブサーバーの開発に当初の予定より多くの時間がかかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
アルバイトの雇用により、データ収集および分析を推進する。データ解析サーバーを10月末までに公開する。
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Causes of Carryover |
発表を予定していた研究会が中止になったため。
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