2020 Fiscal Year Research-status Report
Construction of the concept of hospital organization design in transformation period
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18K10258
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
金井パック 雅子 関東学院大学, 看護学部, 教授 (50204532)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 病院組織 / 組織改革 / リーダーシップ / 意思決定 / 交渉 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、海外の病院へのヒアリングを予定していた。当初、米国、英国、韓国、台湾などの国々の研究者を通じて、病院の看護部長を紹介していただく手続きをとっていた。しかし、新型コロナウイルス感染症のため、海外渡航がすべてキャンセルとなりヒアリングができなかった。また、国内の有識者へのヒアリングも同様の理由でキャンセルとなった。オンラインによるヒアリングが、事実上可能にはなったが、病院側が新型コロナウイルス感染症対策のため、多忙となり研究に協力できる体制ではなくなった。 これまでにヒアリングを行った9名の結果を分析し、病院組織デザインの基本概念として、「リーダーシップ」「意思決定」「組織図」「交渉」「タイミング」が抽出された。 この成果を、第31回 Sigma Theta Tau International Virtual Conference, July 22 -24, 2020 にて報告した。この学会は、当初 アブダビで開催される予定で、その際にも学会参加者にヒアリングを申し込む予定であった。しかし、オンライン開催となったため、ヒアリングはできなかった。 今後の予定に関しては、国内外の病院の看護部長に対して、オンラインでのヒアリングを打診する。また、国内の病院に対しては、状況によって病院に出向き対面によるヒアリングを行う予定である。 有識者へのヒアリングに関しても、オンラインによるヒアリングを行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症のため、予定していた海外の病院の看護部長へのヒアリングができなかったこと、および国内の移動も制限されたため、有識者へのヒアリングもできなかったことによる。
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Strategy for Future Research Activity |
海外の看護部長や国内の有識者へのヒアリングに関しては、オンラインを活用することでヒアリング対象者の増加を図る。関連する文献を再度検索することで、組織デザインの概念をさらに探索する予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症のため、海外渡航(ヒアリングおよび学会発表)がすべてキャンセルとなったため繰越金が発生したためである。 海外の看護部長へのヒアリングは、オンラインを計画している。2021年度に海外渡航が可能になった場合には、現地に出向く予定である。国内の有識者へのヒアリングも、オンラインに変更する。文献検討をさらに充実させ、海外の文献もとりよせ、日本語及び英語以外の論文の場合には、翻訳を業者に依頼する予定である。
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