2021 Fiscal Year Research-status Report
関節リウマチ患者の関節破壊評価による関節保護対策と看護プログラムの開発
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18K10284
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
佐伯 良子 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (50568300)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 孝作 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (70599927)
小柴 賢洋 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70301827)
佐浦 隆一 大阪医科薬科大学, 医学部, 教授 (10252769)
西田 直子 京都先端科学大学, 健康医療学部, 教授 (80153881)
吉田 玉美 京都府立医科大学, 医学部, 客員講師 (30826087) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 関節破壊 / 関節リウマチ / 関節保護指導 / リハビリテーション看護 / 患者教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
関節リウマチ患者がリウマチ治療に臨むものとして関節破壊の進行が止まること、関節の痛みや晴れがなくなること、日常生活が送りやすくなること、社会生活が健康な人と同じようにできることを挙げている。 また、関節リウマチ患者教育における患者教育の有用性に関するエビデンスは限られるが、身体障害、疼痛関節数、患者全般評価、心理状態について効果が見られた。しかし、関節リウマチ患者の関節保護に対する認識の実態調査では、関節保護指導を受けたことがない75%、関節保護という言葉を聞いたことがない人が87%との報告や疾患活動性が低下した患者に対し、関節の誤用や過用が原因で関節症状の再燃を引き起こした症例に生活指導やリハビリテーション介入を行った研究が中心である。わが国の日常診療上、指導可能なセルフエクササイズや患者教育について、方法、頻度、それが適応される患者背景(既存の関節機能障害、残存する炎症の程度など)など、効率的なプログラムの確立が必要である。 本研究は、関節リウマチ患者を対象として、関節破壊評価を示した上で関節破壊予防プログラムを行う。対照群との比較により、関節破壊予防プログラムによる関節破壊の進行、抑制を評価する。 今年度は京都大学医学部附属病院リウマチ外来に通院する関節リウマチ患者を対象に関節破壊評価、関節破壊予防プログラムの指導を行い、データ収集を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
関節リウマチ患者の関節破壊、手の機能評価に関連するデータを解析、論文化を進めていく。
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Strategy for Future Research Activity |
研究対象者登録期間が終了したため、引き続きプログラムの指導を行う。収集したデータを解析、論文化を進めていく。
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Causes of Carryover |
倫理審査後感染状況により予定より介入開始が半年遅れたため、現在も介入を継続している。7月までかかる予定である。そのため、計画を変更し、未使用額が生じた。 このため、次年度はデータ解析、学会発表等を行う予定であり、未使用額はデータ分析、学会発表等に必要な経費の支出を予定している。
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