2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a model for promoting palliative care education activities for nurses targeting non-cancer patients in the emergency and intensive care areas
Project/Area Number |
18K10295
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Research Institution | Kyoto College of Nursing |
Principal Investigator |
田村 葉子 京都看護大学, 看護学部, 准教授 (40518966)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
任 和子 京都大学, 医学研究科, 教授 (40243084)
竹之内 沙弥香 京都大学, 医学研究科, 准教授 (00520016)
宇都宮 明美 京都大学, 医学研究科, 准教授 (80611251)
北村 愛子 大阪公立大学, 看護学研究科, 教授 (90772252)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | クリティカルケア / エンド・オブ・ライフ・ケア教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
ELNEC-Jクリティカルケアカリキュラム看護師教育プログラムを普及させるには、このプログラムを実施できるELNEC-Jクリティカル指導者(以下、指導者)を育成し、その活動を拡大させることが重要である。そこで、本研究は、指導者の「非がん患者の緩和ケア教育」における課題を明らかにし、指導者の教育活動推進モデルを開発することを目的とする。 2021年度は、指導者の「非がん患者の緩和ケア教育」における課題の明確化(実態調査)に先立ち、指導者のフォローアップ交流会(WEB)を開催した。交流会には指導者40名が参加した。実施内容として、ELNEC-JCC指導者用ガイド2020年改訂の疑問点を解決するために、事前にアンケートに質問をしてもらい、研修会時に疑問点について回答した。さらに、近隣地域の仲間とコース開催についてのアイデアや悩みを語り合う場を設けた。参加者からは「非がん患者の緩和ケア教育」を行うにあたっての指導者同士のネットワークづくりが必要、自施設での開催のヒントや運営に関する疑問点が解決した等の意見があがった。 2022年度は、2021年度に引き続き、指導者のフォローアップ交流会(WEB)を開催した。交流会には、55名の指導者が参加した。交流会では、「指導者として活動していくためには」というテーマで、既にELNEC-Jクリティカルケアカリキュラム看護師教育プログラムの開催責任者、講師、ファシリテーターを経験した方々に、どのような準備が必要だったか、どのような学びがあったか、どんなサポートを得られたか等について講演して頂いた。結果、本プログラムの開催を推進するためには、指導者とのつながり、開催する実施者のモチベーション、指導者間のネットワークの活用などが挙げられた。今後はこれらの意見を基にアンケートを作成し、実態調査を行っていく予定である。
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