2022 Fiscal Year Research-status Report
糖尿病療養指導士と患者会の協働によるセルフケアpower upプログラムの有効性
Project/Area Number |
18K10313
|
Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
脇 幸子 大分大学, 医学部, 教授 (10274747)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 安子 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50252705)
濱口 和之 大分大学, 医学部, 客員研究員 (60180931)
瀬戸 奈津子 関西医科大学, 看護学部, 教授 (60512069)
大野 夏稀 大分大学, 医学部, 助教 (20818596)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | セルフヘルプグループ / セルフケア支援 / 地域協働活動 / 糖尿病療養指導士 / 相互作用 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.糖尿病・予備軍のある人とCDEとの相互作用の場でのセルフケア自己評価支援の協同プログラムの企画・実施した。 【プログラム1】大分市保健所の生活習慣病対策推進協議会との連携プログラム「糖尿病・予備軍のある人とCDEとの協働によるセルフケアpower upプログラム」 小中規模(50名くらい)A事業所を対象に、①健康教育Web教室(健康教育動画 配信:閲覧期間・モデル事業所のみの限定)、②『病をもっていてもいなくても生き生きと暮らすことについて』Zoom座談会を開催した。①の健康教育Web教室では、“生活習慣病(メタボや糖尿病・高血圧など)予防と治療(医師)”、“よりよい健康に向けた食事(LCDE 栄養士)”、“よりよい健康に向けた運動・活動(LCDE 理学療法士)”、“服薬管理について・お薬手帳(専門部会委員 薬剤師)”、“歯の健康について・糖尿病や循環器の手帳(専門部会委員 歯科医師)”のコンテンツで各10~20分で、大分糖尿病療養指導士、生活習慣病対策推進協議会委員、糖尿病専門医など多職種の協力により作成し、Web配信した。②のZoom座談会では、A事業所の健康課題のある人や希望者6名を対象に、健康診断の結果を踏まえて、人生会議を実施した。 【プログラム2】2021年度に引き続き、大学主催市民公開講座(小グループ制)で「病を持っていてもいなくても “よりよく生きる”を目指した人生会議」 を企画・実施した。【プログラム3】大分県糖尿病協会と協働した友の会での実施はCOVID-19感染対策禍中のため実施できなかった。 2.糖尿病療養指導士のセルフケア支援能力の向上に向けて、大分LCDE認定研修会(事例検討会:Web活用)を支援した。 3.入院時にセルフケア能力測定ツールを用いた場面での糖尿病を持つ人と看護者の相互作用についての研究をまとめた。(基盤B 16H05575と共同)
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19感染対策禍中ではあったが、大学や市と連携をして、IT活用や少人数制にてプログラムを実施することができた。しかし、医療機関の友の会での事業はまだできていない。また、有効性の評価についてはデータが不十分なところがある。
|
Strategy for Future Research Activity |
1.糖尿病・予備軍のある人とCDEとの相互作用の場でのセルフケア自己評価支援の協同プログラムの企画・実施・評価 【2022実績プログラム1】大分市保健所の生活習慣病対策推進協議会との連携プログラム「糖尿病・予備軍のある人とCDEとの協働によるセルフケアpower upプログラム」の継続 【2022未実施プログラム3】大分県糖尿病協会と協働した友の会での実施 【新規市町村でのプログラム】生活習慣病重症化予防対策の一環として国東市との協働予定 2.糖尿病療養指導士のセルフケア支援能力の向上に向けて、大分LCDE会 研修会企画・実施(スティグマ関連) 3.セルフケア自己評価支援の協同プログラム評価の学会発表準備、「糖尿病セルフケア能力測定ツールを活用したセルフケア支援での入院時と退院時における患者-看護師間の相互作用の探究」論文投稿
|
Causes of Carryover |
プログラムの実施が遅れており少しづつ進捗し始めたが、必要経費が使えなかった。学会のほとんどがWeb開催となり、旅費を使用していない。次年度はプログラム実施の必要経費、学会参加・発表のための旅費として使用する予定である。
|
Research Products
(3 results)