2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of support tools for developmentally disabled with comorbid addictions
Project/Area Number |
18K10314
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
新井 清美 信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (50509700)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 展彰 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (10251068)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | アディクション / 発達障害 / 支援ツール |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度には、作成したアディクションを重複する発達障害者のWeb版支援ツール(以下、支援ツール)をアディクションに関わる支援者に1か月間使用してもらい、その後に使用感調査を行った。この調査結果を基に、今年度は作成した支援ツールの改良を行った。なお、支援ツールの改良点に関する支援者からの回答の概要は、イラストや図を載せて視覚的にとらえやすいものにする、検索しやすいフォームにする、わかりやすい表記にする等である。この回答を基に、システム設計を専門とする工学系の研究者による助言を受けて改良点を明確化した。 改良した点は、1.検索方法として、①吹き出し形式、②アコーディオン形式、③目的やキーワードを入力する形式の3つを設定。2.選択した項目を色分けしてわかりやすく表示。3.吹き出し形式には「前の質問に戻る」ボタンを追加し、再検索しやすくした。4.表示されるの階層の修正(階層を増やす)。5.一画面に表示される選択肢の数の削減。6.操作ログを残す。等である。 これらの改良により、支援者がアディクションを重複する発達障害者への支援を行う際に、使用しやすい支援ツールへと改良することができた。また、操作ログを残せるようにしたことで使用者の検索の傾向を掴むことが可能となり、このデータを用いて支援ツールをより使用しやすいものへと改良できるようになった。操作ログを今後の研究に活用することで、支援者への教育や研修内容を検討することにも役立てられると考える。
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