2019 Fiscal Year Research-status Report
乳がん患者の思春期の子どもへの病気の説明に関する意思決定プロセスと影響要因
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18K10318
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Research Institution | Aichi Prefectural University |
Principal Investigator |
尾沼 奈緒美 愛知県立大学, 看護学部, 講師 (00295627)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 乳がん患者 / 思春期 / 意思決定支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、(1)乳がん患者が思春期の子どもに病気について説明することに関する意思決定支援の現状と課題を、患者を支援する医師、看護師の認識を通して明らかにし、この結果を基に、(2)乳がん患者の意思決定プロセスと影響要因に関する質問紙調査を実施し、支援プログラムを作成することを目的とする。 (1)の調査に関する対象者は、患者を支援する医師、看護師であり、研究倫理審査委員会の承認後、データ収集を行う予定である。(2)の調査については、(1)に関する調査を実施後、行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
第一段階の調査の研究目的および対象者を変更して実施することにしたため、再調整に時間を要し、課題の進行が遅れている。 研究目的を患者の意思決定の現状ではなく意思決定支援の現状を明らかにすることに変更し、それに伴い研究対象者を乳がん患者ではなく、患者を支援する医師および看護師に変更した。その理由は、患者を対象にすることに伴う倫理的な問題があり、患者を支援する医療従事者からデータ収集することで、より適切な意思決定支援の提示が可能であると考えたためである。
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Strategy for Future Research Activity |
第一段階の調査については、研究倫理審査委員会の承認後、調査を実施する。この調査の目的は、具体的には、①意思決定支援の現状、②その現状に影響する要因、③現状を踏まえてさらに必要だと考える支援、④支援を通して認識している患者の置かれている状況を明らかにすることであり、乳がん患者が思春期の子どもに病気について説明することに関する意思決定支援を実際に行っている医療従事者を対象とすることが重要である。そのため、乳腺科の専門医、がん看護専門看護師、乳がん看護認定看護師等を対象とする。 第二段階の調査については、第一段階の調査結果から、乳がん患者の思春期の子供への病気の説明に関する影響要因や必要な支援、支援の時期を明確にした上で質問紙を作成し、研究倫理審査委員会の承認後、乳がん患者を対象に実施する。
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Causes of Carryover |
2019年度に第一段階の調査のデータ収集予定であったが、研究目的および対象者を修正したため、データ収集を2020年度に実施することに変更した。これから所属機関と調査実施機関の研究倫理審査委員会へ書類を提出し、承認後に実施する予定である。 2020年度に第一段階のデータ収集、分析を行った後に、第二段階の調査の準備、研究倫理審査委員会への書類の提出、承認後のデータ収集を進める予定である。 次年度使用額については、翌年度の助成金と合わせて、調査実施機関との打ち合わせやデータ収集、および研究関連書籍の購入のために、物品費、旅費、人件費・謝金、印刷費として使用する計画である。
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