2020 Fiscal Year Research-status Report
造血細胞移植後に慢性GVHDを発症した患者の支援プログラムの有用性と評価
Project/Area Number |
18K10326
|
Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
細田 志衣 聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 看護師 (50709491)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 慢性GVHD / 看護プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、造血細胞移植後に慢性GVHDを発症した患者を対象に、研究者が開発した看護プログラムを提供し、その有効性と有用性の評価を目的としている。 2018年度は、看護プログラムで用いる教材の開発、効果指標の検討を行い、倫理審査の承認を受けた。さらに研究フィールドの医師や看護師と、データ収集に伴う体制について検討を行った。 2019年度は、研究フィールドの研究倫理審査の承認を得て、血液内科外来に通院を継続し、医師から慢性GVHDと診断を受け、治療中の患者を対象として、主治医や外来看護師から紹介を受けリクルートを開始した。2020年3月末の時点で、介入群と対処群をあわせ、全調査終了者18名、データ収集継続中の協力者が23名である。 2020年度は、新型コロナウイルス感染者数の増加に伴い、研究フィールドの医師や看護師と協議し感染予防対策を強化しデータ収集を継続予定であったが、感染者数の増加と医療提供体制状況の悪化に伴い、看護プログラムの提供および、新規リクルートを中断している。2021年3月末時点で、介入群と対照群をあわせ、全調査終了者は30名である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究の対象者は、慢性GVHDを発症し免疫不全の状態にあるため、新型コロナウイルス感染予防のため、研究フィールド内での看護プログラムの提供および、新規リクルートは中断している。したがって当初の予定より大幅に遅延している。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後も、新型コロナウイルス感染者数や動向を注視し、研究フィールドの主治医や外来看護師と検討のうえ、データ収集の再開可能な時期と方法を検討して進めていく予定である。
|
Causes of Carryover |
昨年度、新型コロナウイルス感染症拡大予防のために、デ-タ収集を中断したため、 今年度のデータ収集および論文作成に使用する予定である。
|