2020 Fiscal Year Research-status Report
他国との比較に基づく日本型の精神障害者就労支援方策の提言
Project/Area Number |
18K10344
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Research Institution | Shukutoku University |
Principal Investigator |
水野 恵理子 淑徳大学, 看護栄養学部, 教授 (40327979)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 精神障害者 / 就労定着 / 精神医療福祉従事者 / 雇用主 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、精神障害者・精神医療福祉従事者・企業(雇用主)の3者の視点から、精神障害者の就労促進と定着に求められることと各々の役割を明らかにし、日本型の精神障害者就労支援の方策を検討することである。 最終年度である2020年度は、2019年度の国内面接調査の継続として、就労継続支援・移行支援事業所やデイケアを利用している精神障害者(主として統合失調症の診断を受けている者)、精神障害者支援施設のスタッフ、企業の人事担当者とジョブサポ-ターに面接を行う予定であった。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年5月以降は面接を行うことができず、4月までに行った対象者らの面接内容を質的に分析した。そして、精神障害者12名の分析結果をArchives of Psychiatric Nursingへ投稿し、現在査読中である。統合失調症を病む人の就労はもとよりその定着にはさらなる壁があり、就労中の者の目線から就労への思い、仕事が生きることへもたらすものが明らかになった。 また、面接調査の対象者である企業人事担当者について、当初計画していた数に達していないため、一企業へ研究協力の依頼を打診していたが、これも実施することはできなかった。 さらに、分析結果を国内外の精神保健看護関連の学会で発表する計画も遂行できず、研究期間を1年延長することとなった。 2021年度は、新型コロナウイルス感染状況を注視しつつ成果発表の機会を設けること、本研究の実施・成果をまとめた報告書を作成する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年5月以降は面接調査を行うことができず、予定していた国内外の成果発表の機会をもつことができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は新型コロナウイルス感染症の動向を注視しつつ、成果発表の機会を見出そうと考えている。また、今年度は本研究の実施と成果をまとめた報告書を作成する予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症による国内外の学会中止やWeb開催により、出張できなかったため。
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