Development and validation of respite care model for schizophrenic patients

2022 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 18K10358
• Research Institution: Sanyo Gakuen University
• Principal Investigator: 石橋 昭子 山陽学園大学, 看護学部, 准教授 (20380777)
• Project Period (FY): 2018-04-01 – 2024-03-31
• Keywords: レスパイトケアモデル

Outline of Annual Research Achievements

本研究はレスパイトケア（休息のための短期入院）を応用した統合失調症者に対するレスパイトケアモデル開発を行うこと目的としている。2020年度からは作成したレスパイトケアモデル（案）を活用し、妥当性を検討することを目標として取り組んできた。2021年度研究期間延長し、精神科病院をリストアップし、研究協力の依頼を行なった。しかし、前年度同様に、新型コロナウイルス感染症拡大のため，施設内に入ることができなかったため研究中断を余儀なくされた。2021年には国際看護学会（ICN アブダビ大会、2021年11月2-4日・Web開催）にて演題が採択され、報告できた。2022年度も新型コロナウイルス感染症拡大のため，施設内に入ることができなかった。そのため研究期間をさらに1年間延長し、2023年度も引き続き精神科病院や福祉施設などの研究協力が得ながら、レスパイトケアモデル案についての実施と評価を行ない、本研究の完了を目指したいと考える。
統合失調症の患者とその家族に対するレスパイトケアの必要性は、特に地域精神医療の現場で求められている。国は現在、医療や福祉のさまざまサービスを利用しながら、地域で生活する統合失調症患者を支えるシステムである「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」に積極的に取り組んでいる。一方では、医療保護入院数が増加傾向にあるため、重症化や再発予防のひとつの手段として、統合失調症者やその家族が安心して利用できるレスパイトケアの普及は有意義であると考える。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

コロナ禍の状況であり、施設での研究協力を得ることが大変困難な状況が生じたために、研究が進んでいない状況がある。そのため2022年度は統合失調症者のレスパイトケアモデル案の内容及び研究方法を再検討した。現在はコロナ感染症も収束傾向にあるため、2023年度は統合失調症者のレスパイトケアモデル案の検討に向けて、引き続き施設での研究協力依頼を行なう。また今年度は最終年度として研究成果を統合し、報告書を作成する。

Strategy for Future Research Activity

コロナ禍の状況であり、施設での研究協力を得ることが大変困難な状況が生じたために、研究が進んでいない状況がある。そのため2022年度は統合失調症者のレスパイトケアモデル案の内容及び研究方法を再検討した。現在はコロナ感染症も収束傾向にあるため、2023年度は統合失調症者のレスパイトケアモデル案の検討に向けて、引き続き施設での研究協力依頼を行なう。今年度は公衆衛生分野の専門的知識を有する研究分担者に研究協力を依頼し、助言や指導を受けながら遂行する。また今年度は最終年度として研究成果を統合し、報告書を作成する。

Causes of Carryover

統合失調症患者のレスパイトケアに関連した世界動向に関する情報収集を行なうために、ICN大会（モントリオール大会）への参加費として使用する。統合失調症患者のレスパイトケアモデル案の作成、実施、評価、考察、及び成果報告に関する費用などの研究遂行に関連した消耗品費、交通費、謝金等が必要である。
コロナ禍の状況下を理解しながら研究を推進する必要があり、公衆衛生領域の専門家の助言と指導を受けるために研究分担者を依頼する。