2018 Fiscal Year Research-status Report
妊娠糖尿病既往のある女性の分娩後の糖尿病発症を予防するチーム医療のあり方
Project/Area Number |
18K10382
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
安田 孝子 浜松医科大学, 医学部, 教授 (30377733)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 美詠子 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (30236012)
尾島 俊之 浜松医科大学, 医学部, 教授 (50275674)
斉本 美津子 浜松医科大学, 医学部, 助教 (60347383)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 妊娠糖尿病 / 妊婦 / 分娩後 / 体制 |
Outline of Annual Research Achievements |
A市は市内の全妊婦の妊娠糖尿病(Gestatitional Diabetes Mellitus 以下GDM)のスクリーニングを行い、GDM発症妊婦に「妊娠糖尿病手帳」を渡し、妊娠中の治療を勧め、分娩後も新生児家庭訪問時に分娩後の血糖検査を勧奨している。A市は、GDM妊婦と分娩後のフォローについて、病院・診療所の産科と内科の協力体制、治療方法、分娩後の検査体制を整備している。A市はGDM妊婦と分娩後の女性のフォロー体制を先進的に取り組みをしている地域である。そのようなA市の体制についてGDM妊婦、医師、保健師、助産師に機会をつくり話を伺った。A市内のB病院の産科外来におけるGDMの検査・診断システム、GDMと診断された妊婦の内分泌外来の医師による診察と看護師による妊婦の血糖の自己検査・データ記載の説明、分娩時の産科医師、助産師の関わり、分娩後の内分泌内科医師の診察、その後のフォロー体制の実際について見学を行った。 A市内のGDMの診断とフォローの体制整備の中心となった医師にこれまでの体制つくりの経過について説明を受けたり、分娩後の母子への家庭訪問をしている助産師に家庭訪問時の血液検査の勧奨の方法、GDM既往女性が検査機関へ受診する費用や時間の作り方などの説明を受けた。A市の糖尿病のよりよい連携医療を目指した取組みとしての活動報告や勉強会に参加して現状を知ったり、平成28年度のGDM診断者数、赤ちゃん訪問件数、分娩後のGDM既往女性へのアンケート調査(妊娠糖尿病手帳の保有率、出産後の定期健診受診率、受診結果、未受信理由など)についての結果を把握した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
A市は妊娠糖尿病妊婦と分娩後のフォロー体制を先進的に取組み、成果を徐々にあげつつあるといえる。そのシステムについて話を伺い、研究を行うための予備調査を行った段階である。送れている理由は、研究者の事情により研究に費やす時間がとれなかったことである。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はA市内のB病院を中心にして、GDMと診断された女性を妊娠期から分娩期、分娩後の受診状況と本人の受診動機などをインタビューする準備を行う。それと平行して医師や保健師、助産師などの医療者へのインタビューを行う準備を行う。そのための研究倫理審査受審準備を行っていく。
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Causes of Carryover |
研究の進み度合が予定より遅れているためである。次年度は調査を行うように準備していく。 研究調査のためのインタビューの研鑽、インタビューに必要な物品の購入、研究協力者への謝礼などに使用予定である。
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