2020 Fiscal Year Research-status Report
妊娠糖尿病既往のある女性の分娩後の糖尿病発症を予防するチーム医療のあり方
Project/Area Number |
18K10382
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
安田 孝子 浜松医科大学, 医学部, 教授 (30377733)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 美詠子 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (30236012)
尾島 俊之 浜松医科大学, 医学部, 教授 (50275674)
斉本 美津子 浜松医科大学, 医学部, 助教 (60347383) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 妊娠糖尿病 / 血糖検査 / 糖尿病発症予防 / チーム医療 / M-GTA |
Outline of Annual Research Achievements |
静岡県A市において、全妊婦の妊娠糖尿病(Gestational Diabetes Mellitus: GDM)のスクリーニング、産科と内分泌科の診療科間の連携、保健師と助産師の連携、GDMの妊婦の分娩管理、分娩後の内分泌科の受診勧奨、保健教育などの連携体制が築かれてきた。 源馬ら(2020)の発表によると、A市はGDM管理体制として2015年より母性健康手帳に「GDM」の押印、「妊娠糖尿病手帳」の配布、分娩後の赤ちゃん訪問時にGDMを拾い上げ内科受診勧奨、療養指導を行っている。2016年4月から2018年3月にかけて、赤ちゃん訪問件数12,932件中GDMは376件(2.91%)であった。GDMの既往の女性(361人)の分娩後6カ月時点のアンケート調査によると「妊娠糖尿病手帳」の携帯率83%、定期受診の必要性を知っている人98%、血糖検査を施行した人92%であったことを報告した。 本年度はチーム医療が確立していくプロセスであるGDM管理体制の樹立に焦点をあてて、内科医師、産科医師、保健師にインタビューを実施し、スーパーバイザーの助言を受けながらM-GTAの方法による分析を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症拡大により、医療者とGDM既往の女性と会うことが困難な状況であり、インタビューが実施できなかった期間があったためである。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は助産師、栄養士、GDM既往のある女性にインタビューを実施して、分析を進める予定である。
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Causes of Carryover |
インタビューの実施者数が少なかったために謝礼の支出が少なかったためにである。
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