2018 Fiscal Year Research-status Report
The relationship between dietary behavior of mothers and umami substances in milk-focusing on colostrum and mature milk-
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18K10383
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
和多田 抄子 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (60763266)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立岡 弓子 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70305499)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 母乳 / うま味 / グルタミン酸 / 初乳 / 成乳 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は研究計画通りに、研究対象者のリクルートと試料の回収を行った。研究対象者は予定していた50名から同意を得た。妊娠期の母体搬送となった者3名、途中で異常分娩に転じた者が1名、搾乳時に乳汁の分泌量が足りない者が1名いた。2018年度に採取できた検体を予算範囲内で提出可能な検体(妊娠後期血漿、産後1か月血漿、産後72時間以内の初乳、産後1か月ごろの成乳)を(株)SRLへ成分分析の検査に提出した。2019年度の予算にて、ディープフリーズしている残りの検体と食事調査票の分析を専門業者へ依頼し、その結果をデータとして、統計学的分析を行う。 本研究のパイロット研究である16名を対象とした研究の結果について以下の学術集会にてポスター発表を行い、意見交換を行った。 【国内】・第20回日本母性看護学会(2018年6月)「妊娠後期の母親の食行動と産後72時間以内の初乳中に含まれるグルタミン酸濃度の関連」・第59回日本母性衛生学会(2018年10月)「産後1カ月間の母親の食行動と成乳中に含まれるグルタミン酸濃度との関連」 ・第35回 滋賀医科大学シンポジウム学長裁量経費による研究助成(若手萌芽研究)兼究成果発表会(ポスターセッション)「Relationship between maternal eating behaviour and umami in human colostrum and durable milk」 【海外】・5th World Congress on Midwifery & Womens Health(2018年10月)「Relationship between maternal eating behaviour and umami in human colostrum and durable milk」
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
2018年・2019年の2年間で対象のリクルートと研究試料の回収を行う予定であったが、2018年度に全対象の50名の資料の回収を行うことができたため。 平成30年度に、まずは15症例を対象に統計学的分析を行い、パイロット研究としての結果を国内外の学会にて発表する。平成30~31年度に、予定する50症例のデータの収集を完了させ、パイロット研究から得られた知見も踏まえ、統計学分析を行い、学会発表を行う。
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Strategy for Future Research Activity |
【2019年度研究計画】 2019年度に残りの検体と調査票を各分析会社へ提出し、データ収集を終了させる。データ収集後、初乳と成乳の成分と母親の食行動の関連についてパイロット研究から得られた知見も踏まえ、統計学分析を行い、学会発表を行う。また、論文化に向けて準備する。 国内の学術集会にて発表を行う(予定:第33回日本助産学会2020年3月21・22日開催)。 【2020年度研究計画】 2020年度開催の国内外の学術集会にて成果を発表し、論文をまとめ投稿する。
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Causes of Carryover |
残金40円をコピー用紙などで使用する予定であったが、年度内に購入できなかったため。
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Research Products
(3 results)