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2018 Fiscal Year Research-status Report

思春期ピア・カウンセリングがピア・カウンセラー及び受講者の親性準備性に与える影響

Research Project

Project/Area Number 18K10385
Research InstitutionAomori University of Health and Welfare

Principal Investigator

佐藤 愛  青森県立保健大学, 健康科学部, 准教授 (60315546)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 由美子  青森県立保健大学, 健康科学部, 助手 (40712344)
佐々木 知映  青森県立保健大学, 健康科学部, 助手 (90805805)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywords思春期ピア・カウンセリング / 親性準備性
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、将来親となる世代である思春期への支援策の1つとして思春期ピア・カウンセリング活動の有効性を検証することを目的としている。
2018年度は研究1年目として、養成された思春期ピア・カウンセラーがピア・カウンセリング活動を行うことによって、ピア・カウンセラー自身の自尊感情、自己肯定感、親性準備性に変化があるかどうか調査することを計画した。はじめに文献検討を行い、質問紙を作成した。質問紙は自尊感情、自己肯定感、親性準備性のそれぞれを測定する項目、及び思春期ピア・カウンセラーの具体的な活動状況の内容も含めて構成した。調査は養成講座の受講前、受講直後に加えて活動後(養成講座受講の約6か月後)の3回実施した。
研究対象者は思春期ピア・カウンセラーとして活動を希望する大学生であった。研究対象者は17名であり、受講前の回答者は14名、受講後が11名、活動後が7名であった。自尊感情得点の平均点は受講前25.5点、受講後27.6点、活動後26点であった。自己肯定感得点の平均点は受講前23.6点、受講後24.6点、活動後24.3点であった。親性準備性得点のうち乳幼児への好意感情得点の平均点は受講前42点、受講後43.5点、活動後40.3点であり、育児への積極性の得点の平均点は受講前44.9点、受講後45.9点、活動後41.7点であった。いずれも受講前から受講後で点数が高くなる傾向がみられたが、活動後に低下していた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

2018年度は質問紙を作成し、本学倫理審査委員会の承認を得て、思春期ピア・カウンセラーを対象に調査を実施した。1年目の目的はピア・カウンセリング活動を行うことによる変化を調査することであり、来年度の調査の実施に向けて概ね計画通り順調に進展している。

Strategy for Future Research Activity

2年目の計画は、1年目の対象者の活動1年後の調査を実施するとともに、1年目に引き続き、新たに養成されたピア・カウンセラーを対象として質問紙調査を実施し、データを積み重ねていく予定である。

Causes of Carryover

当初の1年目の予算では「その他」を0円と計上していたが、養成セミナー参加に係る受講料などの費用が必要となったため、他の予算との調整をした結果次年度使用額が生じた。次年度も養成セミナーへの参加を予定しており、受講料の一部として使用する計画である。

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Published: 2019-12-27  

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