2020 Fiscal Year Research-status Report
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18K10403
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
高島 えり子 順天堂大学, 医療看護学部, 講師 (10431735)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 更年期女性 / 睡眠 / 更年期症状 |
Outline of Annual Research Achievements |
【目的】 「更年期女性の睡眠を促進する包括的な健康プログラム」を開発し、その効果を検証することである。 【実施状況】 2019年度に実施した20名を対象とした研究成果について、日本女性医学会学術集会にて発表した。また、定性的分析の結果から、更年期症状や睡眠の認識と対処行動とに対象者の特徴が認められた。プログラムによる更年期症状や睡眠への短期的効果が認められ、対象者の長期的効果について評価のためのデータ収集をする予定であったが、オンラインを用いた対象者からのデータ収集について構築準備が必要であり、長期効果の結果の収集に難航した。加えて、プログラム効果の検証のため、対象数を増やしプログラム介入する計画であったが、Covid19の影響により、当初の計画した方法での対象者募集ができなかった。さらに、プログラムの介入方法として、対面によるグループ介入と個別対応、インタビューを実施していたが、感染予防の観点から対面以外の介入方法への変更が必要となり、オンラインの介入であっても対面と同様の効果が得られるか、文献検討とエビデンスの検証が必要となり、新たな対象者への介入を見送った。対象者の睡眠状態についても、生活様式が変更になったことでの影響があるため、現在の状況を鑑みた内容を追加する必要があり、プルグラム内容の修正を実施した。感染状況も踏まえ、今後も対面での直接のプログラム実施には限界があると判断し、介入期間、介入方法の修正を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
Covid19 の感染拡大の影響により、当初の計画修正を求められ、対象者募集、介入方法、データ収集方法の修正が必要であり、長期的効果の検証、介入対象者の追加にいたっていない。
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Strategy for Future Research Activity |
修正したオンラインを使用したプログラムのテストとその検証、プログラム介入の対象者を募集し、対面による介入の効果の確認を実施する。
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Causes of Carryover |
現地開催における学術集会中止により旅費の使用が無かった。また、介入実施ができなかったため、謝金の使用はなかった。次年度はオンラインでのプログラム介入、及び、アンケート調査・インタビューによるデータ収集をオンライン上で可能となるよう機材、物品を整える。
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