2021 Fiscal Year Research-status Report
30歳以上の妊婦における下肢の筋力・筋量維持プログラムの開発と臨床的応用
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18K10408
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Research Institution | Doshisha Women's College of Liberal Arts |
Principal Investigator |
眞鍋 えみ子 同志社女子大学, 看護学部, 教授 (30269774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和泉 美枝 同志社女子大学, 看護学部, 准教授 (10552268)
小松 光代 同志社女子大学, 看護学部, 教授 (20290223)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 下肢筋肉量 / 自体重トレーニング / 筋力 / 成熟期女性 |
Outline of Annual Research Achievements |
出産経験未経験者の女性(10名、年齢22.0±1.1歳、身長157.1±3.3cm、体重47.7±5.4kg)を対象に自宅で実施可能な自体重を用いた下肢筋力トレーニングプログラムを考案し、その効果を検討した。 トレーニングの内容は、スクワットとつま先立ちとし、回数は、10回/1セットを3セット、週3回(月・水・金曜日)を4週間実施した。対象者には、実施予定日にコミュニケーションアプリを用いて実施確認を行った。 評価項目は、①下肢筋力:ロコモスキャン②CS-30テスト③下肢筋肉量:InBody770であった。 評価時期はベースラインの測定後、4週間は普段通りの生活を送り、2回目の測定を行い、その後トレーニングを実施し、3回目の測定を行った。 その結果、右脚筋力では1回目529.9N、2回目510.5N、3回目568.5N、CS-30テストでは1回目18.1回、2回目23.2回、3回目25.9回であり、いずれもトレーニング実施後の3回目の測定値が最大値となった。左・右脚筋肉量では大きな変化はみられなかった。下肢筋力、CS-30テストおよび左右脚筋肉量の変化量について、トレーニング未実施期間と実施期間で対応のあるt検定を行ったところ有意差は認められなかった(p=0.12,0.26,0.09,0.13)。1か月間のトレーニングでは期間や負荷量が少なかったことから、筋肥大が伴われず、筋肉量の増加には至らなかったと考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナ感染予防対策のため研究協力施設への立ち入りが制限され、研究対象者の確保が困難となったため、妊産婦を対象としたデータ収集が中断している
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Strategy for Future Research Activity |
医療機関での感染予防対策による入構制限は継続することが予測されるため、研究対象者の確保の方法を変更して、データ収集を行う。
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Causes of Carryover |
妊産婦への介入研究の実施費用に充当する。
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