2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development and Evaluation of Care Program to transition for AYA with CDH
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18K10412
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Research Institution | Shijonawate Gakuen University |
Principal Investigator |
吉川 彰二 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (00326290)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮下 佳代子 大阪市立大学, 大学院看護学研究科, 講師 (10469546)
大森 裕子 岐阜聖徳学園大学, 看護学部, 准教授 (20331746)
永井 利三郎 桃山学院教育大学, 人間教育学部, 教授 (50124748)
新家 一輝 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 准教授 (90547564)
佐藤 寿哲 大阪青山大学, 健康科学部, 准教授(移行) (90614082)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | AYA世代 / 成人医療 / 移行準備性 / 先天性心疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
遠隔会議にてデータ分析を継続し以下のとおり学会発表抄録を登録した タイトル:先天性心疾患をもつAYA世代の自立生活に向けた移行準備の因子構造 目的:自立生活に向けた移行準備の因子構造を明らかにする 方法:質問紙は生活や重症度を含む属性16項目と自立生活に向けた移行準備に関する質問30項目及び統括概念2項目(4段階尺度)で構成。6施設を対象に配布回収した。SPSSを用い項目分析と探索的因子分析で因子を抽出し統括概念との相関を確認した。 結果:229名に配布し回収104部(45.4%)、有効97部(93.3%)であった。属性は平均年齢21.1歳、女性48名(49.5%)学生52名(53.6%)就労者38名(39.2%)手術経験者87名(89.7%)症状有45名(46.4%)成人科へ転科なし71名(73.2%)内服薬有57名(58.8%)NYHA(Ⅰ62名,Ⅱ26名,Ⅲ1名,Ⅳ2名)身体障がい者手帳(1級25名,3級16名,Ⅳ7名)出産歴2名(4.1%)等であった。 項目分析で11項目に絞り主因子法・プロマックス回転で2因子9項目を抽出。第1因子と統括概念2は相関が得られなかった。各項目の平均得点は2.14~3.08 で統括概念1は3.29、2は3.57 であった(表1)。考察:第1、2因子より統括概念の得点は高く、特に統括概念2は高値で相関もなく自立生活に向けた移行準備性を表さなかった。AYA世代は社会的自立や自己同一性を追求している時期で統括概念 2 の評価が難しかったと考える。統括概念1は第 2 因子と相関があったが得点が高く別の要素の存在が示唆された。第1因子は移行の基礎的項目のため統括概念と相関がなかったと考える。第2因子の項目28と29は自己開示と関連し課題と考える。項目25が第1因子であったのは出産等が命と直結する為と考えるが、性別で因子が変わる可能性がある。
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Research Products
(1 results)