2019 Fiscal Year Research-status Report
インスリンポンプ療法中の子どもの就学を見据えた看護支援の構築
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18K10449
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
出野 慶子 東邦大学, 看護学部, 教授 (70248863)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高山 充 東邦大学, 看護学部, 助教 (20623424)
天野 里奈 東邦大学, 看護学部, 助教 (90459818)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 1型糖尿病 / 小児 / インスリンポンプ |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に、インスリンポンプを使用している幼児の幼稚園での生活状況や、就学に向けての課題を明らかにすることを目的として、3名の母親を対象とし、家族会主催のサマーキャンプにて1.幼稚園での状況、2.就学に向けての不安/不安だったこと、3.学校側への要望等についてグループインタビューを実施した。 その結果、子どもが血糖測定やボーラス注入などを気兼ねせずに行えるように支援すること、および幼稚園で可能だったことが制限されないように、親が学校関係者とうまく連携がとれるように支援することの必要性が示唆された。本研究結果を、第66回日本小児保健協会学術集会(2019年6月20~22日開催)で「インスリンポンプを使用している幼児の園生活状況と就学における課題」として発表した(出野慶子、髙山充、天野里奈、中村伸枝、金丸友)。 また、2019年8月に開催された小児糖尿病ファミリーキャンプに看護スタッフとして参加し、就学前の1型糖尿病をもつ子どもの親から日常生活の状況を聞いたり、座談会にて親が困っていることなどに対して支援した。 2019年9月21~22日に幕張メッセで開催された第24回日本糖尿病教育・看護学会学術集会において、「千葉つぼみの会活動内容」として、これまで研究フィールドとして協力依頼を行ってきた千葉つぼみの会の意義、活動内容、これまでの経過、今後の展望などをポスターにて展示した(桜井美杏、石渡朋子、中村伸枝、仲井あや、出野慶子、金丸友、川又幸子、伊藤千穂)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究フィールドとしている千葉つぼみの会の運営主体・内容が2019年度より変更になったため、変更後の小児糖尿病ファミリーキャンプでの調査は難しい状況であった。そのため、2019年度は看護スタッフとしてキャンプに参加し、引き続き研究フィールドとして調査できるように家族会との調整を実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルスの感染拡大の影響にて、4月12日付で千葉つぼみの会より2020年度サマーキャンプ開催中止の通知が届いている。千葉県に限らず他県でも同様の状況であり、サマーキャンプでデータ収集することは難しいため、今年度の研究については再検討中である。
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Causes of Carryover |
研究フィールドとしてお願いしている家族会の運営主体・内容が変更となったため、今年度は調査が実施できなくなった。また、2月以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響で参加予定であった国際学会、国内学会がすべて中止となり、旅費を全く使用しなかったためである。 今年度も現時点ではサマーキャンプは中止となったため、研究計画については再検討中である。
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