2021 Fiscal Year Research-status Report
Program development based on arts of expert nurse in NICU
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18K10459
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
大久保 功子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (20194102)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡光 基子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (20285448)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | NICU / 熟練看護師 / 実践 / ミックスメソッド |
Outline of Annual Research Achievements |
質的データの収集を終え、分析を続けた。一部を看護科学学会で発表した。また、コロナ禍の行動制限の合間を縫って、自律神経系、運動系、ステートシステムの項目に関して、量的データのコード化を協力病院に出向いて行った。すべての量的データのコード化を修了させた。質的データと量的データを統合した。計画ではカッパー係数を求めて、測定者間信頼性を確保する予定だったが、病院勤務者以外の病院への立ち入りが許可されなかった。そのため、当初の目標としていた信頼性の確保はできなかった。 限られた範囲ではあったが、上記のデータの分析を行った結果、質的データからは熟練看護師ならではの実践として、「今を過去と未来の中に位置づける」、「非侵襲的なケアを提供する」、「リフレクションを通じてケアを改善する」、が抽出され、ガダマーやショーンを手掛かりに考察を深めている。同時に行った量的な解析からは、熟練看護師の技の巧みさを裏打ちするような、統計的な有意差は認められていない。けれども、統計学的有意差は出なくても、「Sucking」「flaccidity」で、P=0.062,0.073と傾向は認められ、検出力検定を行って、現在論文を執筆中である。 最終年度は海外での学会発表を予定していたが、新型コロナ流行の影響で、適切な発表先が見つからず、海外での学会発表ができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナ感染症の流行のためにデータ収集で、普段の3倍以上の時間を要したため、プログラムの開発の段階までは進めることができなかった。病院内への立ち入りができず、データ分析にも制約が加わったため、信頼性の確保にも支障をきたした。
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Strategy for Future Research Activity |
将来のプログラム開発に向けて、現在収集したデータをもとに論文を執筆し、国際学術雑誌に投稿し、成果を広く公開する予定である。
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Causes of Carryover |
手元にあるデータで、手元にある資料と内部のマンパワーだけで研究を進めていたため。また、学会もWeb開催となったため、旅費も宿泊費も発生しなかったため。
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Research Products
(2 results)