2018 Fiscal Year Research-status Report
運動行動変容ステージを基盤とした妊婦の身体活動を促す看護介入プログラムの開発
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18K10472
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
山本 英子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (60448652)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 身体活動 / 妊婦 / 行動変容 / 変化のステージ |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は、国内外の文献検討および面接調査を実施した。 文献検討の結果、当初予定していた「妊婦の身体活動に関する特徴・ニーズ把握と関連性」(研究1:質問紙調査)を実施する前に、妊婦の行動変容ステージとその特徴について再検討する必要性が明らかとなった。TTMにおけるステージ分類では「6か月継続」が維持期の行動指標とされ、妊婦にそのまま適用することは難しく、まず、妊婦の身体活動の行動変容ステージとその特徴を明らかにしなければならない。そのため、妊婦の身体活動の行動変容とその特徴を明らかにし、「妊婦に特化した行動変容ステージ分類」を検討することを目的に、面接調査を実施した。(現在、データ収集継続中である) 面接調査では、妊娠20~36週の妊婦を対象に、身体活動状況(日常生活における活動状況、運動実施状況)、身体活動に対する考えや思い、身体活動に対する考えや思いに影響を与えている内容を調査している。身体活動状況(行動)や身体活動に対する考えや思い(認知)から、妊婦の行動変容ステージの特徴と分類および規定要因を抽出し、「妊婦の身体活動に関する特徴・ニーズ把握と関連性」(研究1:質問紙調査)を実施予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2018年度は、文献検討の結果、当初予定していた「妊婦の身体活動に関する特徴・ニーズ把握と関連性」(質問紙調査)の実施前に、妊婦の行動変容ステージとその特徴について再検討する必要性が明らかとなり、「妊婦に特化した行動変容ステージ分類」の検討を目的に、面接調査を実施した。そのため、「妊婦の身体活動に関する特徴・ニーズ把握と関連性」(質問紙調査)の実施が遅れている。2019年度は、面接調査の結果をふまえ、質問紙調査を実施していく。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度は、「妊婦に特化した行動変容ステージ分類」を検討し、「妊婦の身体活動に関する特徴・ニーズ把握と関連性」を明らかにする。。 具体的には、(1)面接調査の結果から、妊婦の身体活動の行動変容とその特徴を明らかにし、妊婦に特化した行動変容ステージの分類を検討する。(2)(1)の結果をふまえ、妊婦の身体活動に関する特徴とその関連性を質問紙調査で明らかにする。2018年度から面接調査を実施しているが、当初予定していた質問紙調査は2019年度に実施する。そのため、2018年度助成金を2019年度に繰り越し、2018年度に実施予定であった質問紙調査を実施する。
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Causes of Carryover |
(理由) 2018年度は妊婦1,000名に対し質問紙調査を実施する予定であったが、国内外の文献検討の結果、「妊婦に特化した行動変容ステージ分類」を検討する必要性が明らかとなり、面接調査を実施中である。そのため、面接調査のデータ整理および質問紙調査の実施が遅れているため、未使用額が発生した。 (使用計画) 2019年度は、2018年度から実施している面接調査のデータ整理・分析・まとめを行い、質問紙調査を実施していく。得られた成果は3月日本助産学会等において成果発表を行う。また、随時関連学術誌へ投稿する。そのため、データ整理、通信費、成果発表、投稿費用にて使用する。
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