2018 Fiscal Year Research-status Report
無痛分娩に求められる助産ケアの探究:安全性の担保と安心感の提供を目指して
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18K10473
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Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
田邊 けい子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (00453506)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 無痛分娩 / チーム医療 / 麻酔 / 助産師 / 助産ケア / 安全 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、①無痛分娩に求められるケアを助産学の視点で探求すること、②安全性の担保と安心感の提供に寄与する助産師の役割を検討すること、③以上により、無痛分娩における助産ケアの質向上を図ることである。この目的に接近するために4か年計画を立てた。
初年度である平成30年度(2018年度)は、1.無痛分娩の看護マニュアルの実態に関する全国調査、2.無痛分娩の臨床の参与観察(関東圏3施設)、3.無痛分娩に携わっている助産師、産科医、麻酔科医への聞き取り調査を行い、本研究の目的および必要性を再度確認した。
なお、今年度の研究成果の一部は、第33回日本助産学会学術集会(一般演題)および第4回神奈川無痛分娩研究会での招へい講演で報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
申請段階では周知されていなかった無痛分娩取扱施設のための「無痛分娩の安全な提供体制の構築に関する提言」に基づく自主点検表(平成30年(2018)4月20日)が厚労省から発表され、「無痛分娩看護マニュアルの作成」がうたわれた。 そのため当初の研究計画にはなかった「マニュアルの全国調査」を同時並行的に行うことにより、新たな視点を得られたため。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度の研究成果を踏まえ、次年度以降も研究計画に従って研究を遂行する。 具体的には、助産ケアに関するデータ収集である。
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Causes of Carryover |
1.当該助成金が生じた状況:事務方の協力によって、想定を超える値引きが得られたため。
2.使用計画:予定していた計画よりも研究は進捗しているので、学会発表など成果発表の費用に充てたい。
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