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2020 Fiscal Year Research-status Report

Development of an interdisciplinary support program for children with chronic illness considering cultural differences between education and health care

Research Project

Project/Area Number 18K10483
Research InstitutionShumei University

Principal Investigator

飯村 直子  秀明大学, 看護学部, 教授 (80277889)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 金丸 友  秀明大学, 看護学部, 講師 (20400814)
吉野 純  日本赤十字看護大学, さいたま看護学部, 教授 (50269461)
西田 志穗  共立女子大学, 看護学部, 教授 (60409802)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords慢性疾患の子ども / 学校 / 文化 / 連携
Outline of Annual Research Achievements

「慢性疾患の子どもたちの安全で充実した学校生活の実現のために、学校と医療の文化的考察を踏まえた新しい連携プログラムを開発する」ことを目的とした研究の3年目にあたり、現状調査の結果について発表した。子どもが通院する医療機関の医療者を対象に2019年度に実施した、インタビューを中心としたフィールドワークの結果を、「慢性疾患の子どもに対する医療と学校との連携の実際 第1報 ―クリニックから学校への働きかけ―」および「第2報 -クリニックにおける子どもと家族への支援-」という2つの側面から分析し、第30回日本看護科学学会学術集会において発表した(2020.12.12-13.)。医療者は学校文化を考慮して、直接的・間接的に働きかけていたが、その方法は医療機関や医師個人の地域における役割に依存していた。また、医療者は子どもと親が主体的に学校にアプローチできるよう支援するなど、学校に対して間接的に関わりながら、状況や内容に応じて直接的な関わりも行っていたが、学校で子どもがより健康かつ安全に過ごすことができるような「医療」、「学校」、「親・子」三者の連携の構築が課題であることが明らかになった。その他、①慢性疾患の子どもにかかわる小学校、中学校、②慢性疾患の子どもの保護者が所属する親の会での調査も継続し、① 慢性疾患の子どもに関わる小学校、中学校の教諭、②慢性疾患の子どもと親を対象に、インタビューを中心としたフィー ルドワークを継続して実施したが、現状では、新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、①および②へのインタビューの実施は一部に留まった。そのため遠隔によるインタビュー等の方法を取り入れながら、さらなる調査を実施し、その後学校関係者と医療者の連携プログラムの作成に繋げることを考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2019年度実施した現状調査の結果のうち、子どもが通院する医療機関の医療者を対象にした調査の結果を第20回日本看護科学学会学術集会において発表した。新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、①の慢性疾患の子どもにかかわる小学校、中学校、②慢性疾患の子どもと親への対面でのインタビューを中心としたフィールドワーク等は困難であったため、調査の実施は一部に留まった。

Strategy for Future Research Activity

新型コロナウィルス感染症拡大の影響により一部のみの実施となった、①の慢性疾患の子どもにかかわる小学校、中学校の教諭、および②慢性疾患の子どもと親へのインタビューについて、遠隔によるインタビュー等の方法を取り入れながら、さらなる調査を計画している。また、これらの結果に基づき、慢性疾患の子どもたちが学校生活において真に輝くことができる学校関係者、医療者の連携プログラム試案を作成する。また、2018年度に実施し、2019年度に第66回日本小児保健協会学術集会で発表した慢性疾患の子どもの学校生活に関する文献検討の結果を研究論文としてまとめ、学会誌に投稿する予定である。

Causes of Carryover

新型コロナウィルス感染拡大の影響により、対面での会議を開催することができず、すべて遠隔での会議となったため、会議費等の支出がほとんどなかった。2021年度に予定していた学会や研修会等がすべてオンライン開催となったため、旅費の支出が予定した額より少なかった。また、調査の実施も一部に留まったため、関連する支出が少なかった。
(使用計画)①慢性疾患の子どもにかかわる小学校、中学校、②慢性疾患の子どもと親へのインタビュー調査を中心としたフィールドワークの実施に関連した諸経費に使用する。調査結果発表のため、また小児の慢性疾患や学校保健に関連した学会に参加し、慢性疾患の子どもの学校生活に関連した情報を収集したり、意見交換をしたりするための旅費として使用する。また、調査結果に基づき、学校関係者と医療者の連携プログラムの試案作成のための会議費等にも使用する予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2020

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 慢性疾患の子どもに対する医療と学校との連携の実際 第1報 ―クリニックから学校への働きかけ―2020

    • Author(s)
      西村実希子
    • Organizer
      第30回日本看護科学学会学術集会
  • [Presentation] 慢性疾患の子どもに対する医療と学校の連携の実際 第2報 -クリニックにおける子どもと家族への支援-2020

    • Author(s)
      吉野 純
    • Organizer
      第30回日本看護科学学会学術集会

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Published: 2021-12-27  

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