2021 Fiscal Year Research-status Report
助産師のワーク・エンゲイジメントを基盤にした妊娠中期中絶ケア教育モデルの開発
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18K10490
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Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
下山 博子 新潟医療福祉大学, 看護学部, 准教授 (60434461)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚本 康子 新潟医療福祉大学, 看護学部, 教授 (60310554)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 助産師 / 妊娠中期中絶 / ワーク・エンゲイジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、助産師のワークライフに影響する妊娠中期中絶ケアの実態と助産師のワーク・エンゲイジメントの関連を明らかにし、助産師のための妊娠中期中絶ケアの教育モデルを開発することである。本年度は、量的研究成果の論文発表し、量的調査結果の適合性を質的に分析・評価をおこない、教育モデルを作成する予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響により延期していた質的研究の面接調査法の再検討を行い、調査を再開した。 量的調査研究の成果として、中期中絶ケアにかかわる看護職者には、看護管理者による支援が重要であり、仕事の満足度を高めることによって、看護師の燃え尽き症候群を防ぐ可能性が示唆された。中期中絶ケアにかかわる看護職者が、専門職としての役割を意識してケアするためには適切に設計されたトレーニングとサポートシステムの開発が必要であり、それらにより中絶ケアに対する積極的な態度を強化する可能性が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、研究方法の再検討をおこない、面接調査を開始したが、研究参加者のサンプリングにおいて予定通りに遂行が困難であった。
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Strategy for Future Research Activity |
病院・診療所の就業助産師を対象とした面接調査を引き続き実施し、量的調査の成果について臨床現場における適合性を質的に分析し、評価をおこなう。分析後に看護学基礎教育におけるケア教育モデルおよび卒後教育としてのケア教育モデルの作成を予定している。
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Causes of Carryover |
質的調査の対象者への謝礼および調査旅費等を国際学会への参加費および旅費として計上した分とあわせて、次年度も実施経費として使用する予定である。
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Research Products
(1 results)