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2020 Fiscal Year Research-status Report

不妊治療の選択・終結過程における意思決定支援カウンセリングツールの開発・検討

Research Project

Project/Area Number 18K10491
Research InstitutionToyama College of Welfare Science

Principal Investigator

矢野 恵子  富山福祉短期大学, その他部局等, 教授 (10174559)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 河端 久美子  金沢医科大学, 看護学部, 助教 (90815086) [Withdrawn]
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords不妊治療 / 意思決定支援 / 不妊症看護 / 選択肢整理シート
Outline of Annual Research Achievements

研究の最終年度に当たるため、研究のまとめ(共同研究者による情報交換と事例に関する検討)と学会等での発表を予定していたが、コロナ禍により学会の中止・延期が重なったため、研究期間を1年延長することとした。それに伴い、データ収集を2021年3月まで延期したが、新たな事例が得られなかったため(交渉中の事例があったが、途中で連絡が取れなくなったため、最終的に研究対象からは除外することとした)、本研究における事例データの収集は終了とした。
最終的に、10名に対して11回の介入面接を実施した。
そのうち7名についてまとめたものを、中間報告の形で2020年6月に「不妊治療過程における意思決定支援ツールの検討」として、関連学会で発表した(学会中止の為、誌上発表)。本研究において開発した『選択肢整理ツール』は、治療開始、治療中、治療中断を検討する場合のの場合にも、本人が納得しての選択を行うために有効である可能性が示唆された。終了後の研究協力者の感想等より、単独の面接だけでなく、夫婦に対して実施することにより、意思決定過程に困難を伴いう理由の一つである夫婦関係調整のツールとしても活用できる可能性も示唆された。
それぞれの分析可能事例数は、ツールⅠ(コラージュ作成による自分の現状を客観視する)を実施した事例が延べ7名、ツールⅡ(ライフプラン作成により子どものいない人生についても考えてみる:選択肢の拡大)を実施した事例が延べ8名、ツールⅢ(選択肢整理シートによる複数に選択肢に関する意思決定支援)を実施した事例が延べ9名、そのうちⅠ・Ⅱ・Ⅲのすべてを実施できた事例が5名となった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

コロナ禍による学会等の中止・延期に伴い、研究期間を延長したことによりデータ収集期間を延長したため、研究のまとめについては当初の予定よりやや遅れている。

Strategy for Future Research Activity

今年度は研究の最終年度として、関連学会等でさらなる情報収集を行った上で、研究チームでのまとめ(web会議など)を行い、その後年度内に研究論文の投稿を行う予定である。
研究過程で、新たに明らかになったことがら(『選択肢整理ツール』の前段階のツールの必要性、夫婦関係調整目的での活用の可能性など)については、課題として、今後の研究につなげたい。

Causes of Carryover

コロナ禍による参加予定学会の中止・延期により、予定していた旅費(予算300,000)・まとめの為の会議費・通信費(予算100,000)、その他論文投稿に関連する費用・図書費・消耗品費等(予算123,730)の支出を次年度に延期した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2020

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 不妊治療過程における意思決定支援ツールの検討2020

    • Author(s)
      矢野惠子,川端久美子,小松原千暁、近藤裕子、塩沢直美、高田智子、高橋俊一、藤島由美子
    • Organizer
      第19回日本不妊カウンセリング学会(誌上発表)

URL: 

Published: 2021-12-27  

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