2023 Fiscal Year Annual Research Report
Bacteriological verification of the association between reuse of endotracheal suction catheters and occurrence of respiratory tract infections at home
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18K10502
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Research Institution | Otemae University |
Principal Investigator |
白井 文恵 大手前大学, 国際看護学部, 教授 (50283776)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小西 かおる 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60332376)
阪上 由美 大阪信愛学院短期大学, その他部局等, 准教授 (60711512)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 在宅感染予防 / 気管内吸引カテーテル / 保管方法 |
Outline of Annual Research Achievements |
気管内吸引カテーテル(以下吸引カテーテルと略す)は、単回使用が原則とされているが、在宅療養の場では吸引カテーテルを消毒することで1日1本程度繰り返し使用されることが多い。再利用のための吸引カテーテルを保管する方法として、消毒液に浸漬する方法(浸漬法)か洗浄消毒後に自然乾燥する方法(乾燥法)が取られており、どちらを実施しているかは入院していた病院で指導を受けた方法により、統一されてはいない。 本研究では、在宅療養の場で資料される吸引カテーテルの保管方法と細菌汚染状況の関連に着目し、在宅療養者に対する呼吸器感染症のリスクを軽減させるための吸引カテーテルの保管方法のエビデンスを提示することを目的としている。 2018年度に実施した全国調査で、吸引カテーテルの再利用率は96.1%、吸引カテーテルの交換頻度は1日に1回がほとんどであった。吸引カテーテルの保管方法は、浸漬法と乾燥法がほぼ半数であった。肺炎での入院割合は25.6%であった。 2019年度には吸引後のカテーテルの先端を70%アルコールによる拭き取りによる細菌除去率について実験的に検証した。その結果、消毒用アルコールによる吸引カテーテルの拭き取りにおいて、正しく拭き取りが行われない場合、吸引カテーテルの先端に細菌が残存し、吸引カテーテルを乾燥法により保管した場合の細菌増殖の可能性が示唆された。 2023年度、訪問看護師による吸引カテーテルの保管に関する指導状況について聞き取り調査を実施した。その結果、小児の療養者と成人の療養者では、指導や吸引カテーテル保管状況の違いがあることが明らかとなった。成人の療養者の場合、介護者が高齢になるにつれ吸引操作が不十分となり、完全に痰が取り切れない状況が継続すると呼吸器症状を発症する場合があることが明らかとなった。
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