2020 Fiscal Year Research-status Report
高齢者夫婦のエンドオブライフにおける意向共有を促進する夫婦間ライフレビューの開発
Project/Area Number |
18K10503
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
加藤 真紀 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 准教授 (70331816)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 祥子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (90290494)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 高齢夫婦 / エンドオブライフ / 意向共有 / ライフレビュー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、高齢者夫婦のエンドオブライフにか関わる意向形成と共有の促進に、これまでの高齢者夫婦の暮らし、関係性に焦点を当てた夫婦間ラウフレビュー・インタビューを実施し、ディシジョン・エイドとしての「夫婦の道行きノート」を開発することを目的とする。家族であっても、家族だからこそ話しにくい「死」を意識することについての話し合いを、専門職が介入することによって補完・促進することを試みる。 調査1段階として、高齢者夫婦のライフレビューの実態と関連要因の調査の準備として文献検討を実施した。次段階の調査として、高齢者夫婦への面接調査および質問紙調査の内容を計画している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度は、地域で暮らす高齢者夫婦への面接調査および質問紙調査の準備を実施した。調査対象者の選定方法、調査内容について検討をすすめているが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴う調査依頼・調査期間についても再考が必要となりその検討に時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、これまで行った文献調査から整理した内容を調査の枠組みとし、地域に暮らす高齢夫婦を対象とした面接調査と質問紙調査の実施に取り組む。調査対象の選定方法や調査依頼・調査期間については、新型コロナウイルス感染症の動向をふまえ、適切・妥当な方法を検討し、速やかに実施する。
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Causes of Carryover |
国際学会への参加旅費、面接調査による人件費等の支出が取り消しされたため。
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