2019 Fiscal Year Research-status Report
ケア手順書作成ICT化ツールを活用した訪問看護師育成のための教材開発・評価
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18K10534
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Research Institution | Takasaki University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
小笠原 映子 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (40389755)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大星 直樹 近畿大学, 理工学部, 教授 (80294247)
堀 謙太 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (90378836)
佐藤 哲大 群馬県立県民健康科学大学, 診療放射線学部, 准教授 (90362839)
棚橋 さつき 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (30406300)
新井 明子 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 講師 (30344930) [Withdrawn]
田村 直子 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 講師 (00593716)
浅井 直美 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 講師 (50442033)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 訪問看護 / 新任教育 / ケア情報 / ICT |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,新任訪問看護師(以下,新任者)の教育を実施する訪問看護ステーション(以下,ST)を対象に,「ケア手順書作成ICT化ツール」を用いて作成した「手順書」を教材として活用し,その教育効果を明らかにすることである。これにより,ケアの質の担保,新任者の「ケアへの不安」軽減を目指している。 2018年度は,第Ⅰ段階の研究計画の洗練および実施準備として,フィールドワーク,文献検討等を通して,新任訪問看護師育成におけるニーズを明らかにするとともに,介入評価のためのアンケート項目について検討した。また新任訪問看護師育成におけるニーズに合わせ,「ケア手順書作成ICT化ツール」の改良を予定していたが,システムに大きな改良を加える必要がなく,現行のシステムの活用が可能であったことから介入研究の実施準備が予定より早い時期に整った。 2019年度実施予定であった第Ⅱ段階「ケア手順書作成ICT化ツール」を用いた新任訪問看護師教育を2019年3月より,介入群1か所のSTを対象として実施している。また,対照群として1か所のSTにて調査を開始している。介入群においては,新任者が作成した「手順書」を指導者が教材として用い,ケアの根拠等を具体的に指導する介入を展開中である。 2019年度は介入群,対照群の研究協力施設を追加しデータを収集・蓄積している。しかしながら,新型コロナウィルスの蔓延による影響から,2020年度2月頃より訪問看護ステーションの研究対象者の業務多忙等があり,研究の実施(アンケートの回収)がやや遅れている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年2月頃より新型ウィルスの影響に伴い、訪問看護ステーションの研究対象者の業務多忙等があり,アンケートの回収が遅れているため。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年に新規施設での研究実施を検討していたが,新型ウィルスの影響に伴い,依頼が困難な状況にある。現在の研究対象施設で得られるデータを回収し,第Ⅲ段階の「ケア手順書作成ICT化ツール」を用いた新任訪問看護師教育の評価を行う予定である。
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Causes of Carryover |
2019年度の旅費の予算(2020年2月に研究打ち合わせを予定していたが、新型コロナウィルスの影響により,対面での打ち合わせを中止した)を使用しなかったため。 2020年度に対面での打ち合わせが可能な状況であれば,研究打ち合わせの旅費として使用する。
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