2019 Fiscal Year Research-status Report
育児期の無職女性の主体的な保健行動の促進に向けた健康支援プログラムの開発
Project/Area Number |
18K10559
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Research Institution | Kyoto University of Advanced Science |
Principal Investigator |
河田 志帆 京都先端科学大学, 健康医療学部, 准教授 (70610666)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今西 誠子 京都先端科学大学, 健康医療学部, 教授 (50321055)
畑下 博世 三重大学, 医学系研究科, 教授 (50290482)
西出 りつ子 三重大学, 医学系研究科, 教授 (50283544)
水谷 真由美 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (10756729)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 育児期女性 / ヘルスリテラシー / 健康支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、自らの健康状態を振り返る機会が少ないと予想される乳幼児を養育する母親の健康行動に焦点を当て、育児支援の場などを活用した健康支援の方策を検討することである。2019年度は計画の2年目にあたり、実態調査(質問紙およびインタビュー調査)を予定していた年度である。実施計画に基づいて、前年度(2018)に文献検討とワーキンググループを中心に検討した質問項目およびインタビュー項目を用いた実態調査に向けて計画した実施した。実施した質問紙調査では、昨年度に引き続き依頼地域を拡大し、近畿圏内の自治体、育児サークルや児童館、子育て支援センターなどの協力が得られた施設で実施した。質問紙調査の配布数は、約1000部で回収率はおおむね50%であった。協力していただいた母親の関心が高かったと感じている。また、これらのデータは現在のところ、集計および分析を行っている。分析の方向性としては、主に健康行動(普段の健康を維持するために気を付けていること・がん検診や健康診断等の受診)と実際の健康状態や基本属性(母親の年齢、家族構成、就業の有無、児の年齢など)、ヘルスリテラシー尺度との関連などの予定である。また、今後は共分散構造分析を行っていく予定である。計画したインタビュー調査については、日程調整も行い協力者も集めた状態であったが、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、実施を延期をしている。そのため、2019年度は質問紙調査のよる実態調査の実施に留まっている状態である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2019年度に予定していたインタビュー調査が、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受けて、延期をしているため。
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Strategy for Future Research Activity |
現時点では、インタビュー調査については、感染防止対策の指針などを参考に感染防止の対応をとり、2020年度に実施する計画である。実施が困難である場合は、Webシステムなどを使用することも検討している。 また、質問紙調査のデータ分析を進め健康支援プログラムの内容について検討していく予定である。
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