2021 Fiscal Year Research-status Report
重度療養者のQOLを生み出す訪問看護実践のプロセスとアウトカム指標の開発と検証
Project/Area Number |
18K10571
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
谷垣 靜子 岡山大学, 保健学域, 教授 (80263143)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長江 弘子 東京女子医科大学, 看護学部, 教授 (10265770)
岸田 研作 岡山大学, 社会文化科学学域, 教授 (30346407)
乗越 千枝 四天王寺大学, 看護学部, 教授 (70389500)
仁科 祐子 鳥取大学, 医学部, 准教授 (70362879)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 重度療養者 / 訪問看護活動 / アセスメント指標 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、重度療養者を対象にQOLを生み出すベストプラクティスな活動に着目し、質・量を用いた調査を行うことでプロセス指標/アウトカム指標の開発と検証を行う。この目的を達成するため、訪問看護実践における医療依存度の高い非がん患者に着目してケアのプロセスデータとアウトカムデータを抽出する。プロセス/アウトカムデータの双方から、サービスの質をベンチマークできるQOLのケア指標の開発を図る。 2021年度は、2020年末から行ったインタビューの分析を行った。研究計画に記載した分析視点に基づきサブカテゴリー化の段階まで来ている。しかし、研究計画上は、アウトカム指標の検証に取り組み、成果をまとめる予定であった。新型コロナ感染症(COVIT-19)の影響および学内教員の急な退職により、学内業務が増大したことにより研究が停滞している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初計画の予定では、アセスメント指標を作成している年度である。しかし、そこまで進んでいない。一つは、新型コロナ感染症の影響も大きいが、それ以上に、教員の急な退職による講義・実習負担であった。今年度は、今までの分も解消できるよう計画的に研究を進めていく。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、最終年度である。インタビューの分析を進め、アセスメント指標の項目を明らかにする。その後、熟練訪問看護師に項目の妥当性を確認し、全国調査に持っていく。
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Causes of Carryover |
新型コロナ感染症の影響を受け、学会や会議がオンライン化したことにより、旅費の支出が少なくなった。旅費の支出は少なく見積もることができるが、今後は、調査費や成果発表等で、資金を使用したいと考えている。
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