2020 Fiscal Year Research-status Report
Developing a learning program that cultivates a sense of coexistence as a component of end-of-life care and assessing the quality of care as an index of the effects of program participation
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18K10576
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
原沢 優子 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (70303774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平山 亮 大阪市立大学, 大阪市立大学, 准教授 (10728075)
伊東 美緒 群馬大学, 国立大学法人群馬大学, 准教授 (20450562)
島田 千穂 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究副部長 (30383110)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 共在感覚 / 介護保健施設 / エンドオブライフケア / 看取り教育 / 少人数教育 / 遠隔教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度の本研究計画は、教育資材の作成であった。共同研究者との話し合いをもとに教材を作成し、対象者への実践実施を計画していた。しかし、2020年度に入って以降も新型コロナウイルス感染拡大防止による緊急事態宣言の発令などにより、学務の授業・演習・実習等変更が遠隔・対面へと相次ぎ、その対応をすることで時間を要した。そのため本研究へのエフォートは出せなかった。共同研究者らとの共同計画も同様に進められず、また、調査対象である介護高齢者施設への出入りは、施設の新型コロナウイルス予防対策により法人から外部者の入室が禁止となり実施どころか打ち合わせもできなかった。施設側職員の施設内対応も緊迫しており研究受け入れをする状況ではなかった。 2020年度6月にThe NKG 25 Nordic Gerontology Congressにて発表予定であった研究成果は、新型コロナウイルス拡大防止策による学会延期とその期間の渡航制限により学会での発表を辞退したが、結局、本学会は延期予定日にも開催ができず2021年6月にWebにて学会を開催する方向となり、辞退を無効にできる選択肢が与えられた。ため、再エントリーを行い2021年6月に報告予定である。2021年度も5月時点で調査対象となる介護老人保健施設、介護老人福祉施設への部外者入室が禁止状態であり、本研究の推進は延長せざるを得ない状況である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨年度より、遅延が続き本年度の挽回を期待したが、新型コロナウイルス対応は2年目に入り持続しており介護施設での打ち合わせを含めた研究協力は得られない状況にある。今後の見通しも良いとはいえず、現在はワクチン接種の課題で介護施設は研究などの受け入れができる状況にはおかれていない。大学側は、昨年度の混乱を学習し体制を整えつつあるため学内で進められる範囲の教材開発を進行する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
遠隔での会議の仕組みが社会的に整ってきたと考えら得るため、教材開発部分を推進していく。フィールドでの教育実施については、介護施設の状況に影響されるため一方的な進行が難しいが、当初の予定であった所在県内の施設を対象とした実施方法を拡大して、県外などにも向けて感染対策が落ち着いている地域や遠隔の仕組み導入が早い施設などでの実施を検討していく。しかしながら、看取りケア教育が十分に進んでいると言い難い本県内での教育の実施とその効果検証は実施したく、延長してでも県内の介護施設への看取りケア教育の推進を目指して行きたい。
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Causes of Carryover |
本年度は映像作成を実施する計画でいたが、緊急事態宣言などの発令が続き、研究進行できずに遅延した。その影響から教材作成そのものが未完成であり、次年度使用としたい。
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