2020 Fiscal Year Research-status Report
Whether mothers' problematic internet use affects the growth and development of their children
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18K10605
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
榊原 文 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (60634467)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | インターネット依存 / PIU / 子どもの発育・発達 / 子どもの体格 / 子どもの事故 / 児童虐待 / 子育て支援 / コホート研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度は,調査対象地域である島根県松江市で,平成28年度に妊娠届出をした者の子が4か月健診~3歳児健診を受けるまでの縦断データを蓄積することができた。 平成28年4月~平成29年9月の1年半の間に妊娠届出をした親子のデータを蓄積する予定であり,令和3年10月頃に全てのデータが揃う予定である。
妊娠届出時,新生児訪問時,4か月・1歳6か月・3歳児健診時に母親に行ったネット依存を診断する質問票(YDQ)およびネット利用状況アンケートと,4か月・1歳6か月・3歳児健診時の子どもの発育・発達(体格・事故歴・齲歯・発達)のデータをリンケージしたデータ構築に向けて,データ項目の洗い出しを行った。また,松江市とのミーティングを重ねた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
計画当初は平成28年度に妊娠届出をした者を対象に研究を行う予定であった。しかし,インターネット依存状態にある母親が少ないため,解析上必要となるデータ数を確保する必要があり,平成28年~平成29年9月の間に妊娠届出をした者に対象範囲を広げたため,データが揃うまでに時間を要することとなった。 さらに,新型コロナウイルス感染症の感染防止のため,松江市の乳幼児健診が一時中止された期間があり,データ収集に数か月の遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年10月頃にデータが揃い,対象者へのオプトアウト後,データ提供を受け,母親のネット依存と子どもの事故・齲歯・発育不良との関連を明らかにするためのコホート研究を行う。
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Causes of Carryover |
解析に利用するデータが揃うのが令和3年10月頃であり,令和2年度についてはデータ構築や研究結果発表等に使用する費用がかからなかったため。 令和3年度は,コホートデータ構築費用(30万円程度),論文翻訳および校正費(30万円程度)に使用予定である。
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