2018 Fiscal Year Research-status Report
終末期における訪問看護プロセスの可視化―疾患・年齢・家族形態別の特徴
Project/Area Number |
18K10620
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
村田 加奈子 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (70381465)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富田 真佐子 昭和大学, 保健医療学部, 教授 (10433608)
鈴木 浩子 昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (40468822)
西田 幸典 昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (50464714)
入江 慎治 昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (90433838) [Withdrawn]
藤澤 真沙子 昭和大学, 保健医療学部, 兼任講師 (70840081)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 訪問看護 / 終末期 |
Outline of Annual Research Achievements |
我が国では団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて、地域包括ケアシステムの構築、特に在宅看取りの体制を推進させる必要がある。その中で医療専門職として疾患と生活の両方を支える訪問看護師に期待する役割は大きく、終末期の訪問看護の量的・質的向上が求められる。そこで本研究では、訪問看護ステーションでこれまでに在宅看取りを行った訪問看護利用者の訪問看護記録を分析対象として、在宅看取りを可能にした終末期の訪問看護プロセスの可視化、疾患・年齢・家族形態の視点から終末期における訪問看護プロセスの特徴を明らかにすることを目的としている。 研究初年度にあたる今年度は、先行研究の文献検討を始めるとともに、倫理審査委員会での承認を経て、研究協力が得られた訪問看護ステーションより訪問看護記録の提供を受けた。訪問看護記録が複数のExcelファイルで保存されていたため、訪問看護利用者ごとに訪問看護記録を突合し、約1800人分の訪問看護記録を分析できる状態とした。さらに研究メンバーで訪問看護利用者の最終日の訪問看護記録を読み、訪問看護終了が在宅看取りか否かの分類を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
複数のExcelファイルに保存された訪問看護記録を、訪問看護利用者ごとに突合する作業に時間がかかったこと、約1800人分の訪問看護記録を読んで訪問看護終了が在宅看取りか否かの分類を行うことに時間がかかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
訪問看護記録を訪問看護利用者ごとに突合できたため、今後は数値データは整理・分類して集計し、文字データはテキストマイニングを用いてケア用語を抽出・分類し、 出現頻度等を数値化して集計する予定である。
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Causes of Carryover |
当初の計画よりも物品費が安くすんでしまった結果、次年度使用額3,000円が生じてしまった。来年度は分析の年度であるため、必要となる消耗品代に追加して使用する予定である。
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