2019 Fiscal Year Research-status Report
4年間の地域包括的ケア体験学習プログラムの構築と看護OSCEによる評価
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18K10637
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
阿部 恵子 愛知医科大学, 看護学部, 教授 (00444274)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 道子 三重大学, 医学系研究科, 助教 (10608946)
伴 信太郎 愛知医科大学, 医学部, 特命教授 (40218673)
半谷 眞七子 名城大学, 薬学部, 准教授 (40298568)
出原 弥和 愛知医科大学, 看護学部, 准教授 (80320985) [Withdrawn]
山中 真 愛知医科大学, 看護学部, 准教授 (30507504)
黒澤 昌洋 愛知医科大学, 看護学部, 講師 (00586068)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | コミュニケーション / 高齢者 / 模擬患者 / 地域包括ケア / 看護OSCE |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、昨年度情報収集した地域における高齢者のニーズやコミュニケーションのあり方を元に、1年生を対象に、高齢者との援助的関係構築のための15コマのコミュニケーション教育プログラムを作成した。医療者になる前の早い段階で、患者を一人の生活者と捉え、「傾聴」「共感」「受容」の基本的コミュニケーションスキルを実践できるように強調した。5月下旬、学生同士のロールプレイの演習を経て、高齢者SP16名にご協力いただき、看護面接を実施し、6人1グループで、他の学生を観察しながら、コミュニケーションスキル評価をして、フィードバックを相互に行った。た。学生は緊張しながらも、繰り返し行うロールプレイとSPさんのフィードバックから多くの学びを得ていた。 本実習の教育効果を測定するための質的調査を実施するために、倫理審査の承認を得たが、本科目の責任者であったため成績判定を学生に報告する前に実施することは倫理的に認められず、結果的に9ヶ月後の結果を調査することとなった。ポスターにて学生の協力募集を行い、7名の学生がインタビューに参加してくれた。4人、3人の2グループを対象にエンタビューを実施した。その後、新型コロナウィルス感染拡大防止のため実施を見合わせている。 現在、インタビューの逐語録を作成し、質的分析を実施しているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1年学年次生を対象に、コミュニケーション教育の効果についてインタビュー調査を行い、データ収集を行っていたが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため外出自粛制限があり、停止している。自粛が解除された時点で、5名程度の追加インタビューを実施予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
質的分析を引き続き行い、看護系学会にて発表する予定である。新型コロナウィルス感染の収束後、高齢者の在宅ケアの2~3題の事例で看護OSCEを実施する予定である。しかしながら、多人数での実施は難しいと考えられるので、10名程度の学生をリクルートして、トライアルとして実施する。または、実施不可能の状態であれば課題の蓄積を行う。
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Causes of Carryover |
予定して研修等が延期となり、旅費も含めて残ったため、来年度のOSCE用雨の物品、動画教材を作成するための機器、ソフト等を購入する予定である。
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Research Products
(7 results)