2022 Fiscal Year Annual Research Report
Usefulness of the self-report scale of quality of life for young children using picture cards
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18K10648
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
岡本 光代 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 准教授 (50458080)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 和子 四天王寺大学, 看護学部, 教授 (10300922)
森岡 郁晴 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (70264877)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 幼児 / 絵カード / QOL / 尺度開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
子どものQOLを測定することは、子どもの健康や発達の側面から重要である。筆者は、幼児版QOL調査票(23項目)を用いて、5~6歳児を対象に聞き取り調査を行ったところ、探索的因子分析の結果、5因子(家族関係、自制心、日常生活、保育園生活、身辺自立)17項目が抽出された。また、親が代理回答した絵カード式QOLとの関連については「家族関係」の因子得点のみに有意な弱い正の相関が認められ(r =.28),絵カード式QOLの基準関連妥当性が得られた。一方、幼児が回答しづらいものや幼児の生活を捉えるのに不十分な絵カードもみられた。そこで、幼児版QOL調査票の絵カードを改定し、24項目の絵カードを新たに作成した。2022年度は、改訂版絵カードを用いて幼児版QOL調査票の信頼性および妥当性を検証するため、A県B市の年長児(5~6歳児)395人を対象に、絵カードを用いた聞き取り調査および保護者を対象にアンケート調査を実施した。調査期間は、2023年2月~3月であった。有効回答数は120人で分析を進めている。
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