2019 Fiscal Year Research-status Report
Preventive effect of early rehabilitation program using cognitive behavior therapy for insomnia
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18K10716
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
佐藤 大介 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任助教 (00381682)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | リハビリテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
概ね二点について実施し成果を得た。 第一に、ニーズ把握のための調査として、不眠医療に関する調査を実施し、そのデータを分析した。不眠障害に対する心理社会的治療法の一つである認知行動療法に関する知識、不眠障害に対して希望する治療方法について、不眠障害であるが未治療の人、不眠障害であり治療を継続している人、不眠障害のない一般の人に差異があることを明らかにすることができた。 第二に、不眠障害に対する認知行動療法の介入効果の探索的検証を実施し、そのデータを分析した。通常診療を受ける対照群に比べ、通常診療と認知行動療法を受ける試験治療群において、不眠状態を改善する効果があること、不眠障害に対する認知行動療法の実施が可能であることを明らかにすることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
不眠症患者における早期リハビリテーションプログラムの予防効果検証に向けた基礎的検討を対象者の特性に応じて実施するという、本研究課題についてニーズ調査および探索的効果検証を実施し分析結果を報告するに至っている。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで実施したニーズ調査および探索的効果検証の結果について分析を深化させ、予防効果の向上に向けた向けたメカニズムに関する新たな枠組みの構築を行っていることである。また、その成果を用いた早期リハビリテーションプログラムの構築につなげていく必要がある。
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Causes of Carryover |
不眠症患者に対するニーズ調査および探索的試験の結果を踏まえた、不眠症患者の早期リハビリテーションの有効性の検証的試験について、試験準備、フィールド確保の作業を継続し、年度をまたいで実施することになった。したがって、試験準備、フィールド確保の分の経費が次年度に繰り下がった。不眠症患者に対する早期リハビリテーションの有効性の検証的試験における試験準備、フィールド確保に係る費用として使用する。
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Research Products
(2 results)