2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a non-contact urination intention detection system using a Doppler sensor and AI
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18K10736
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Research Institution | National Center for Geriatrics and Gerontology |
Principal Investigator |
高野 映子 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 健康長寿支援ロボットセンター, 研究員 (60778637)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 和泉 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 副院長 (50215448)
寺西 利生 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (90387671)
山田 和正 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 治験・臨床研究推進センター, プロジェクトマネージャー (10564304)
室谷 健太 久留米大学, 付置研究所, 准教授 (10626443)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 排泄支援 / 移動支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
当初ドップラ-センサによる非接触での排尿意図検知システムを含む、夜間の排尿を支援するためのシステムを開発する予定であったが、昨年ドップラ-について様々検討した結果、要求水準に満たすものがなかった。そのため排泄支援システムの1つである移動支援ロボットに注力して、リョーエイ株式会社と共同で開発を行った。自動走行歩行車「ロボスネイルover」は、「夜間1人でトイレに行ける歩行車」をコンセプトにし、座面を無くした車椅子のような構造と、呼び出し機能、転倒防止機能を備えており、特にトイレに行く時に、介護者の手を借りることなく移動や排泄を行うことが可能である。 呼び出し機能は、スマートフォンと連動しており、必要な時に専用のアプリから歩行車を呼び出し、使用後は元の位置に戻すことができる。転倒時の動きを検知して自動でブレーキをかける転倒予防機能や、夜間の使用時に足元を照らす照明機能、赤外線センサによる障害物検知機能を搭載している。その他、オプション機能として利用者の歩行状況や歩行車の位置、転倒した際の情報など、複数台の歩行者を管理することができるシステムも開発した。このような排泄支援に特化した移動支援ロボットが完成し、living lab内での移動が実現した。 将来的には、ドップラーの開発を行い排泄サポートシステム内に組み込んでいく予定である。新たなドップラーシステムの開発は次の科研費に応募する予定としている。
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